物書きになりたい!
「その後、わたしはすべての人にわたしの霊を注ぐ。あなたがたの息子や娘は預言し、老人は夢を見、青年は幻を見る」(旧約聖書ヨエル書2章28節)
還暦を超えて2年、残りの人生も少なくなったが、いつも冒頭の聖書の言葉に励まされている。私のように「若葉マーク高齢者」にも、夢を見ることが赦されているのだと。
再任用の2年を含めて、36年間札幌市立高校で主に化学を教えてきた。その中で、「放送」という部活動に出会い、顧問として20年以上生徒と共に活動してきた。卒業後も付き合いのある部員たちも多い。
放送の大会の部門として、「ラジオドラマ」と「テレビドラマ」があり、物語を造ることの楽しさを生徒たちと共有してきた。そして自分も書いてみたいと思うようになったのだ。いくつかラジオドラマの脚本を書き、それを形にしてくれた生徒たちもいた。
そのドラマを小説にできたらと思い始め、昨年辺りから少しずつ書き始めている。再任用とは言え、まだ現職の教諭である。普段の業務が多忙な中、なかなか進んでいないが、今の夢は「65歳での作家デビュー」である。
2023年4月に転勤し、放送の顧問は外れたが、新たに顧問を委嘱された部活動の中で、このNoteに出会った。自分が普段考えたことを縷々書き連ねて発表し、読んでもらえているという実感がある。
11月にショートショート作家、田丸雅智さんの講座を受ける機会があった。ショートショートも面白いと思い、Noteにも2,3投稿させていただいている。いくつかの「スキ」をいただいたことをうれしく思っている。
放送には「朗読」の部門もある。春のNHK杯高校放送コンテストでは毎年課題図書が出るが、秋の高文連放送コンテストでは、「自分の住む地域にゆかりのある作家の作品、またはそこを舞台とする作品」となる。いつか自分の書いた作品を放送コンテストの舞台で読んでくれることを夢見ている。