旦那さんへ
頭や心に浮かんだことを誰かに言葉として伝えたり紙に書き記さないと、どんどん忘れたり思い出さなくなる。
それは頭や心に浮かんだことが死んでいくようなもの…なのかもしれない。
以前は旦那さんに頻繁に手紙を書いていた。
そこで自分の心の整理、棚卸しをしていた。しかし、生活が少しだけ忙しくなり書かなくなってから約半年。もしかすると手紙を書いていた頃よりも私の思考が伝わっていないかもしれない。
口で、言葉で、会話で伝えるのが一番早いのは分かっている。それをしない、できないのは言葉には伝える時や伝え方で受け取られる印象が変わることを十分に知りすぎているからだ。だからといって手紙にしたところでキチンと伝わる保証もないのだが、自分が冷静に言葉を選べるメリットはある。
久々にnoteに書いているのには理由があって、今隣の部屋の電気を付けて手紙を書き始めると生活が忙しくなったきっかけのあの子も起きてきてしまう可能性があるからだ。紙にペンで書いていく方がずっと早いのだけど……。
旦那さんと結婚して2年と5ヶ月ほどが経った。一緒に住み始めてからは1年と10ヶ月くらいかな。最近になって思うのは家族ってこうやって形成されていくんだっていうこと。これは入籍してるしてないとかそんな話ではなく、生活を共にする時間の長さで作られるのだと感じる。それでも、ただただ誰とでも時間を共にするだけでは同じ結果を得られないことを経験してきた。不思議なもので時間を共有すればする程大切に思えなくなることもあれば、反対にどんどん大切に感じることもあるようだ。これが相性なのだろう。世の中の婚姻生活や同棲が上手くいってる人たちは、こんなにも温かなものを体験していたのかと今なら納得できる。
そこから心に浮かぶようになったのは、帰りたくなる家庭を作りたいということ。これまでは仕事をすることで自分の存在意義みたいなのを見出だしてきた。仕事がなくなると、その意義がなくなるのでは?と。しかし、最近になってそれが薄れてきた。仕事は自分じゃないなって。もちろん仕事から離れたら、また働きたくなる可能性はある。だから辞めてみないと分からないけど、仕事に私の生活を無理やり当てはめることはないと思った。これまでの家探しは仕事を中心に考えてきた。だから、今後は住みたい環境を求めて家を探したいなと。
隣の部屋で寝ているあの子とお腹の中のこの子と隣で寝ているのにあくびをしている旦那さん。最善を尽くしたからといって思い通りにいくわけでもないのは分かっている。けれど、大切な存在のためにも最善を模索しないなんて選択肢は私にはない。この子はすぐに色んなことができるようになり1つずつ親の手がいらなくなる。人生のスタートくらい思いっきり手をかけてあげたい。そして、あの子とこの子にたくさん色んな世界を見せて空気を感じてもらいたい。と、思うのでした。