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10年、ピアノを再開できなかった理由。

こんにちは、中里桃子です。
今日は、ピアノをはじめるまでの葛藤をお話ししたいと思います。

買うと決めてからは、あっという間に
楽譜4冊、ピアノ関連の書籍5冊、ペダル、結局ピアノ台まで3日で揃えてしまいました。笑

でも、買うまでは本当に、本当に10年くらい悩んでいました。

一体何に悩んでいたのか。
私の受講生さんがピアノのオンラインサロンを計画しているので、「もう既にピアノを持っている前提の人たち」ではなく、持っていない人の立場での葛藤はどんなものがあったかを書いてみたいと思います。

葛藤は主に、金銭的な問題、場所の問題、心理的な問題がありました。

ちなみに私のピアノ歴はこちら。

3歳〜18歳まで15年実家で習っていた
環境は、アップライトピアノ
一軒家で防音室があったのでいつでも弾ける状態
特に音大を目指していたとかでは全くない

ピアノレッスンは毎週欠かさず通っていましたが
大学進学とともに一人暮らしが始まると
全くピアノのない生活を過ごして20年になります。

ピアノは、街で引いている人をみたり
演奏している人を見かけては「いいなぁ」とは思うものの
購入には至りませんでした。

なぜか。もしこれをクリアできていたら、もっと早く楽しめたのに!生活に潤いが出たのに。と思うので書き残してみます。

賃貸で防音設備がない

音楽を家でやるには、防音室がなければ!と思っていました。
音大生でもないのに、防音室付きの家賃を払う余裕もないので、調べず仕舞いでした。

電子ピアノへのイメージが悪かった

電子ピアノをあまり触ったこともなかったのですが
キーボードのようなイメージしかありませんでした。
ピアノの鍵盤の重さがなければ、指が綺麗に動かないことはわかっていたので、時々店頭で見かけるピアノはどれも足つきのピアノで
かなり大きかったので
場所がないことを理由に購入には至りませんでした。

ピアノのような打鍵の感触を持ち
脚がついておらず、スマートな電子ピアノなんて
あるはずがないと思っていました。

電子ピアノを触りにいく機会がない

本当に買おうと決心しない限り、遠くの大きな楽器店にいろいろな電子ピアノを触りにいくことは難しいと思います。
私の場合、全くの偶然で、脚のついていない電子ピアノの新商品が、いつも通っている本屋の隣にあって目に入ったからなんです。
オンラインの時代になったとはいえ、必ず打鍵は確かめたい、リアル必須なものの場合、この点が難しいんですよね。
どうやってピアノを選んだら良いか、メーカー名をダイレクトに問い合わせして、それを置いてある店舗を探しに行けたら良いのですが、
まずそもそもメーカーを知りません。
どのメーカーが良いか、おすすめのポイントや、見るべきコツがわかっていたら、もう少し早くピアノを始められました。

とはいえ、電子ピアノを気に入っても購入までにはまだまだハードルがあります。

もし続かなかった時のコストが辛い

電子ピアノは、安いものでも10万円ほどします。
これで続かなかったら辛いなぁ・・と思って購入に踏み切れませんでした。

夫の反対

狭い賃貸でピアノを購入すると
「これ以上物を増やすな」と夫に小言を言われるので
反対された上にすぐに飽きたら、心も財布も耐えられないと思っていました。笑

だって、夫は直径1メートルのトランポリンを
(勝手に)買っただけで大激怒していたんです。笑

私の部屋に置くのにね。

練習する時間はあるか

今は育児中だし、仕事もしているし、練習する物理的な余裕はあるかというのも大変な問題です。
時短で弾けるようになる練習方法を探して見つけたので、何とか取り組めそうだと思いました。

普通の賃貸でクレームがこないか

これが一番怖いです。ご近所トラブルは避けたいですよね。
防音のコツなども気になるところです。
私の家は1フロア1部屋なので、
上と下との音の伝達に気をつけています。

購入に踏み切れた理由は、娘

買わない理由は山ほどありました。
でも、私が夫に怒られても
すぐに飽きてしまったり
練習する時間がなかったとしても
娘がいるから買おうと思いました。

娘がおもちゃのキーボードを
楽しそうに弾いてるんですよね。
(叩いているともいう)

この子にちゃんと音が出る
88音の鍵盤を与えたらどうなるかなぁ
私もピアノが楽しかったから、
一緒に弾けたらいいなぁ

そんな思いが芽生えて、購入に至りました。
娘がやりたくなければ、それでいいんですけど
可能性だけは試せるようにしてあげたいなという気持ちが最後の大きな後押しになりました。

今日はこんな感じで走り書きのまとめになってしまいした。
いろいろな苦労を乗り越えて購入したピアノ。

本当にまいにち、少し触るだけでとっても幸せです。


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