1日2時間労働生活、その効果。

5月18日に生涯育休宣言をして2か月が過ぎました。
生涯育休宣言とは、
「1日2時間しか働かず、あとは社会のために
 学び繋がる生き方」と定義しています。

具体的には、仕事のアポを2時間迄にして
残りの時間を縛りのないフリータイムにして
何が起こっているのか、を紹介してみます。

まず近況報告をすると
ゆるやかに復職しております。

娘も半日保育(慣らし保育)がスタート。
生後4か月のいまは、
昼間にとても寝てくれるので、
このまま半日でいこうか思案中です。

寝なくなって自由時間が無くなりそうなら
1日も検討するけれど、
半日離れているのがツライくらい可愛いです。

1日2時間労働で、頭がものすごくクリアになった。


1日2時間の労働にしてみて、一番の効果が
思考がクリアになったこと。

毎日、小さな喜びを発見できるし
新しい挑戦に心を向けることができている.

ほんとにバランスよく
稼ぐ、タネをまく、自分を育てる、人とつながる
そして生活を楽しむ、が出来ている気がします。

いままで、結構忙しくしていたんだなぁと実感しました。

具体的にどんな生活なのか

具体的に、いまはどんな生活をしているかというと

6時起床 ストレッチ・散歩
7時   近所のスーパーで買い物をする
8時   夫が起きる、娘の授乳、チームMTGを15分、娘を保育園へ
9~11時 自分タイム 集中して本を読んだり今後のことを考えたり
11時  お客様と面談(コンサル)
12時  ランチ・夫が在宅なので本当に簡単なものを
13時  お客様と面談(コンサル)とかチームMTG
14時  娘を迎えにいく・一緒にお昼寝
16時  お昼寝おわり、娘が起きたらちょっとお世話したり遊ぶ
17時  娘が眠るので、その間に午前中の自分タイムの続き
18時  娘が起きたら、リビングに娘を置いて夕飯をつくる
19時  娘のお風呂~寝かしつけ
    (寝ないときは24時までエンドレスw)
22時  眠くなるので一緒に眠る

こんな生活です。

なんかとてもゆったりしているようなのですが
娘の対応は、書いている以外にも細かいのがあって
なかなか日によってはハードです。

でも、1日2時間という仕事縛りのおかげで
バッファがあります。

どんなに娘が泣いても
(昨晩は、9キロ近い娘を1時間半だっこしながら
 寝かしつけては置いて泣く、を繰り返してたw)
心に余裕があって、娘を可愛いと思えています。

これがバッファが無かったら
イライラして、キーキーわめいていたと思います。苦笑
バッファ、すごく大事。

相手の前提条件を読んで対応ができるように。


事例はいくつかあるのですが
仕事でも家庭でも、様々な場面で
相手がどのような前提をもって
こちらに要求をしているのかが見えるようになりました。

わーっと言われると感情が動きそうにはなるのですが
感情をいったんおいておいて
論理構造が見えるという感じです。

たとえば先日、
2時間の有料のオンラインセミナーに
1時間遅刻して入ってこようとした人がいたんです。

ちなみにそのセミナー募集ページには
「15分以上の遅刻は進行のため入れません」
って書いています。

連絡なく1時間遅れて、「入室まち!」と出たので
ドキドキしましたが
結局、進行の妨げになるので入室拒否しました。

終わったら動画を送って
一報しておこうかなと思ったところに
メールで

「1時間遅れで入ろうとしたら
 主催者に拒否されました。
 動画を送ってもらえますか」

ときたんですね。

はい、動画は送りますけどね

・遅れたことに謝罪なし
・事前の連絡もなし
・当然のように対価を要求

他の講師の皆さんはどうか知りませんが
私はこういう人をお客さんとは思っていません。
お客さんにしません。

「お金払ってたら自分はどんな態度でも
 ふるまいをしてもお客として丁重に扱われて
 権利を主張することができる」

みたいな前提が見えたんですけど
お金でそういう主張をされて
別の時間を守ったお客様のための時間を
削られるのは我慢ならないです。

ただ、そこは伝えず穏便に動画をお送りして、
その後のご案内等一切届かないように
メルマガリストから削除しました。

お金さえ払えば買えるものって
本当に最低限なのです。

また、別の講座でも
「思っていた内容と違った」といわれたり
講座の最中に怒り出されて場が凍ったりと、

他の受講生の前で
リアルタイムに起こったことがあるのですが

1秒も動揺することなく
「あ、その前提ならこういう対応ですね」と
即対応できたりしました。

どんな人のために存在したいのか
を自分で振り返り、決めることができはじめています。

夫のマウンティングにも気が付く

あとは、家族間のコミュニケーションも
一歩引いてみることが出来るようになりました。

結婚当初は、夫に素敵な女性だと思われたいあまり
夫に注意されたりすると
さめざめと泣いたこともありましたが(遠い目)

家庭ってすごく感情が揺さぶられます。

ただ、彼の要求が
「女性とはこういうものだ」
「母親とはこうあるべき」

という謎の固定概念から
私に要求しているところがあると気が付けたので
これは割と早く気づいていたんですが
そこから馬耳東風をきめこんでいます。
(スルーしてるってことです)

ただ、そのスルーも
夫が6月に部署異動になって、
すごくプレッシャーを感じて
ストレスフルな精神状態になって
少し事情が変わりました。

その頃からものすごく
「部屋が汚い」
「すぐ食器をかたづけろ」
「だらしがない」

と「姑か?!」というくらい
グチグチネチネチ小言を言われてたんですね。

1日5回くらいなら
いつもの事で聞き流してたんですけど

20回くらい、在宅で顔合わせるたびに
小言を言ってきたんですよ。

それで、
「その家事マウントやめてくれないか。
 小言の数4倍になってるんですけど。
 私も働いているんで、
 これ以上わたしのメンタル下げると
 稼げなくなります。
 
 異動して大変でストレス感じて
 ケアして欲しいなら
 きちんとその方向でコミュニケーション
 取ってくれるか?」

(私、ジャンプを読んで育ったので
 身内には男言葉の時がありますw)

うちの夫だろうと他人だろうと
不機嫌な態度で相手を(妻を)
自分の思い通りに動かそうとする態度が一番嫌いです。

そういう圧力かける人間が大嫌い。

知的生命体らしく
言葉で手順を踏んでコミュニケートしてもらえます?

と伝えることができました。

夫も「あ、ここに手を抜いたらダメなんだな」

と気が付いたようで、
して欲しいことは言葉にするようになりました。

あと、余裕ができるとこんなことも。

仕事の準備も万端に
1回の仕事で5倍のリターンを考えてうごく


自社メディアを作っているのですが
私が起業家の人にインタビューをするんです。

仕事は2時間、と決めていると
その取材の時間くらいしか縛りがないので
時間に余裕があります。

余裕があるので
そのインタビューの出口を、
5つくらい考えておくことが出来ています。

1.メインメディアの取材
2.その相手のビジネスコンサル(困りごとの解決)
3.困りごとの解決をうちが受託する(これは薄め)
4.コラボして事業を行う
5.別メディアの記事にも転用
6.相手のリソースを聞いて相手の2を解決する提案

あ、6つになったのですが
「取材して記事を書く」だけではもったいないので、
記事があがったら

7.取材の記事内容を抜粋してメルマガやnoteにする
8.このプロデュース思考という、思考プロセス自体をコンテンツにする
9.この取材記事をE-bookにする

なども考えられます。

活躍している起業家さんだから出来るのですが、
あとうちの優秀な編集長がいるから、
これだけ幅広い出口に対応してくれるというのもあります。
(あ、ちょっと自慢になってしまった)

なんか仕事って、自分に余裕があるかないかで
そして準備をするかどうかで
対面する前に勝負が決まっているな…という
前提の前提チェックから出来るようになりました。

これが、会社員時代だと
「営業時間は全部テレアポにつかえ」とか
「客先訪問しろ」とか

行動至上主義のサルになれ、的な指導ばかりだったので
本当に、自分で自分の時間をどう使うかを決められるようになって良かったと思います。

長年積み重なった、自分のパターンにも気が付く


昔から、ファザコン気味で、親や先生や上司など
自分を評価する人がものすごく気になっていました。

その人が「いい」と言ってくれたら
ものすごい万能感を得られるし
ちょっと「ダメ」だといわれると
自分の全てがダメになったような気がして
絶望。

そんな風に評価軸を
”他者”においておいたことが
いまだに残っていたことに気が付いて
ある日、ぽろっとその神話に気が付いてしまいました。

そこから、
自分を評価する存在として顔色を窺ってしまった人を
ひとりの人間として見られるようになり

その人の前提や、
行動パターンとか、
結果、何が起こっているのか?
いろいろなものが
客観的に見えてくるようになりました。

これはひとつ、私にとっては
絶対にいいことなのですが

ある種
「あの人に認められるために」

と自分を鼓舞してきていた
目標というか、人参ぶらさげて頑張ってきたのに
人参がなくなったようなものなのです。


結局、その人参は
自分の自作自演のストーリーだったと気が付いて
捨てざるをえず、ちょっとした喪失感を味わったりもしました。

これからどうやって頑張ったらいいんだろう。。。
そんな風に途方に暮れたこともありました。

しかしですね、
前のnoteで書いたように
いまは
オリンピック級の経済インパクトを与える仕事をしよう
と新しい目標ができました。

人生の折り返し、自分で自分の人生の
舵を切らなくてはなりません。

なんの思し召しか分かりませんが
今日は父親をグーパンチでぶん殴るという夢を見ましたw

私のなかで、次つぎと

圧倒的に権威だと思っていた存在や概念からの卒業

が始まりました。

これが、毎日自分の一杯一杯まで頑張っている日々だったら
こんなことは起きなかったのです。

さらに変化は続きます。
ちょと長くなってしまったので別記事で書くか
しかるべき時が来た時に書きますが、

ずっとやりたくないと抵抗してきた
システム開発をする

ということにも舵を切り始めました。

また、続き書きますね。


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