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元モテ企業が再びモテるためにやるべきこと

ここ最近の採用の現場では
「元モテ企業が困っている」シーンに遭遇することが続いています。

以前は200人応募があったような会社も昨年は採用できたのが0人だったり。

これまで、特に採用に工夫しなくても何百人規模になってきたので、攻めの採用どころか守りの採用のままになっていたり。

過去の成功体験があるだけに、採用についての認識や姿勢を改めてもらうのに、さらに労力を要しそうです…。

レンアイに喩えると
元々、一度もモテたことがない人。恋愛が成就したことがない人は、意外と結果が早いんです。
なにせ、聞く耳持ってるし、素直ですからね。

そして絶対、どんな人にも魅力はあると思っていて、僕はそれを発見して言語化するのが得意です。

ただし、元モテ企業は違う。
20代、一度モテモテだった過去がある。
でも、今は全然モテてません。
だけど、60歳になった今、20代の振る舞いのままモテようとしてる。
でも実際モテてはいないので、ちょっと内省してくれればいいのですが、
「最近の若い女は男を見る目がない!オレたちの頃はな~」
と、市場のせいにしたり、説教始めたりする。

そーーーゆーーーとこ。
そーーーーゆーーーーーところが、”今”モテてない理由やで。

60歳なら60歳なりのモテ方、演出に切り替える必要があります。
もしくは、採用は下の世代に権限ごと委譲した方がいいかもしれません。

「とにかく22歳が好き!」と新卒採用に固執したり
「とにかく結婚したい!」と正規雇用だけにこだわったり。
というのは

まさに
「女は結婚したら専業主婦になりたいものだ。今の男は稼ぐ能力がないから妻を働かせているのだ。かわいそう。」

なーんて思考のまま令和を生きているおじいちゃんおばあちゃんたちの如しです。

もうなんか、分かり合うのを
諦めちゃうくらい道のりが遠いです。

あのね。
テレビ局と新聞社と雑誌社で、たった数種類のロールモデルを作っていけた時代は、終わりました。
今は、同じスマホを見ていても、見ているYouTubeチャンネルがバラバラ。
つまり価値観は多様化してしまったのです。
たぶんそれはコロナ禍で決定的になりました。

「自分たちの過去はこうだった」
これは何より危険なNGワード。

逆に言えば、一度成功したことがある人より
一度もうまくいっていない人の方が変化適応できて、有利な時代なのかもしれません。

みなさんの会社はどう?
僕自身はどうだろ…。

求職者が目の前のから突然、消えてしまったように見える企業さんは、過去のモテ体験という呪いを解くところから、始めなきゃ。

レンアイ型®︎採用の新たなタスクになりそうです。
ではでは、今日も現場行ってきまーす。

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