2021/07/21
子どもたちを寝かせた後に自分のためにカフェオレを淹れた。時刻は23時半を回っている。この時間のカフェインは夜中の尿意に影響するかな、と私はふと思考を巡らせたが、日中の喧騒から意識を飛ばすためにはコーヒーの香りが必要だった。
早く文章を書くためのブルートゥースキーボードが欲しい。パソコンは持っているが、子どもがいると立ち上げがことの他面倒で、子どもたちが眠った後もその感覚は残るのだった。
私は時折無性に文章が書きたくなる。読書家なわけではない。だから書ける文章もあまり頭の良いものではない。
ただ、書くことだけは昔から好きだった。
初めて見た母のワープロというもの。カタカタと鳴り沈むキーボードの不思議な感触。初めて父から与えられたパソコン。
絵を描いてみたこともあったが向いていなかったと思う。だからと言って文章は得意なのかと聞かれると、国語の成績は良かったが読書家だったのは中学生くらいまでで、今は漫画を読むこととツイッターばかりだ。
私は小学生の頃絵や文章で賞をもらうことが度々あった。ただし大体の場合が担任のテコ入れがあり、これは自身の作品ではないと思うことが多かった。盛りに盛った泣かせる感動小説のような作文を子どもが書くことは大人の心を打つらしい。
話を戻すが、キーボードが欲しかった。折り畳みのブルートゥースキーボード3980円。今やキーボードさえも無線で接続できるとは本当に面白い。そう言えばマウスもいつの間にか身軽になっていた。携帯電話からスマートフォンと呼ばれる「賢い電話」になり、インターネットやアプリを通して大体何でもできる。この20年くらいの間になんと世界が変わったことだろう。
24時が近づき、私はお茶のコップ2つとカフェオレのマグ1つと子どものストローマグ2つを洗い、夕飯に炊いたお米をまだ冷凍していなかったことに気づいてラップで3つほどおにぎりを作って冷凍庫に放り込んだ。
今日から幼稚園が夏休みに入った。
子どもたちに家庭での貴重な体験を――と園長先生はおたよりに書いていたが、コロナ禍で過酷な暑さの中、40日以上ある日程の中で親がどれだけのことをしてあげられるか、限界あるなぁと思いながら明日もきっと蝉の声を聞きながら公園に出かけるのだろう。
さあ24時更新の漫画を読んでから眠ろう。ぐんない。久々の日記だった。キーボードが欲しい。
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