赤ちゃんにコップの飲み方を教える方法
赤ちゃんの水分の取り方練習方法 その1 中期になったら
水分補給はおさじを使います。喉が渇いたタイミングで良いのでおさじを使って水分を飲ませてみましょう。おさじは、離乳食を食べさせる向きとは違い、唇に対しておさじを横に当てます。
おさじの中に入った水分は、常に赤ちゃんの上唇に当たるように介助します。すると、水分を「すするような動き」を引き出すことができますので、根気よく試してみましょう。
お子さんによってはいろんな動きをしますが、おさじから水分を飲む練習を、この時期に繰り返し行い、毎度その反応をしっかり見ていきます。
おさじを傾けすぎると、液体が流れ込み、むせの原因になるので注意しましょう。
赤ちゃんが、むせた時の対処
赤ちゃんが液体を飲もうとする早さよりも、先に液体が流れ込んできてしまったら、むせることがあります。
そんな時は、心臓の裏側あたりを、軽く叩いてむせをとります。この時に、大人の手のひらを丸め、空気を手の内側に含む形にして軽く叩くと、効率よくむせが取れます。家族がむせた時にも使える技ですので、ぜひ覚えておくと、役に立ちます。
おさじのみをクリアできたら、次の段階! その2 離乳中期から後期で様子を見ながら
おさじを介して、水分をすすり飲めるようになったら、量を調節していきます。おさじよりもかさの深い、レンゲなどを利用するといいでしょう。代用で良いものがあればそれでも構いません。
レンゲを使う時は、おさじの時と当て方を変え、垂直方向からレンゲの先を飲み口として使います。
レンゲは、基本的に先細りの形をしているため、赤ちゃんの小さい口に合わせやすい幅です。上下の唇で挟み込みやすいので、連続飲みの練習がしやすくなります。
気になる「そろそろストローデビューは必要!?」
離乳期に水分をとる練習を始めるとき、
「そろそろ、ストローを教えなっくっちゃ」と思っている人もいらっしゃるかもしれませんが、それは実は間違い なのです。
赤ちゃんは離乳期で、今まで母乳やミルクを飲んでいた動きと、全く違う口の中の動きを、学んでいきます。
そんな中、ストローで飲み物を飲むことは、つい昔にしていた動き(母乳やミルクを飲む動き)を呼び戻してしまうこことになるのです。
赤ちゃんが離乳期に入ったら、新しい動きをしっかり覚えてもらい、過去の動きから卒業してもらうために練習しているのです。
少しつづお口の機能を手助けし、飲み込み方を覚えていけるようにおさじ技で二人三脚しながら、今までとは別の水分の取り方を学んでいきましょう。
本当の幸せの連鎖が、ここから起こりますように💖