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疾風怒濤 教科書に落書きをしたのは…誰?

18世紀末から19世紀初頭にかけてゲーテやシラーが活躍したドイツ古典主義の中心地ワイマール(Weimar)。1998年に「古典主義の都ヴァイマル」としてユネスコに登録され、当時を偲ばせる建物や公園などが保護されています。

街の中心部にある国民劇場の前、劇場広場にはゲーテとシラーの銅像が…
今までヨーロッパ各地で様々な記念碑や像を見ているし、この銅像は教科書の写真で見知っているはずなのですが、何故かこの銅像を見たとき、妙に感動しました。そう言えば、テストのために疾風怒濤という漢字も覚えましたっけ…

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世界には優れた才能が集まる時代や場所というものがありますが、ワイマールもそのひとつ。ドイツの文豪が活動した街には、クラーナハの家やリストの家もあります。

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ドイツ語やドイツ文化を学べば必ず読むことになるゲーテ。原文では読み終わる訳がないので邦訳にあたりましたが「ファウスト」は課題部だけでなく意地になって完読しました。
決して全てが頭の中に入っているわけではないのですが、学生の頃に触れたものというのは何かしら残っているものだなぁと今になっても思います。

ゲーテは文豪として知られていますが、実際は自然科学等、幅広く研究を行っていて、色彩論や形態学についての著作も残されています。

ゲーテの研究や思想に大きな影響を受けた人物にルドルフ・シュタイナーという方がいます。日本では教育学や有機農法の一種であるバイオダイナミック農法(ビオデュナミ)で有名な方ですが、神智学から人智学を発展させた神秘学者。この方については、ちょっとまた改めて…

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ゲーテがその生涯の大半を過ごした家、勤務先の城、山荘、ゲーテの招きでワイマールに来たシラーの家、二人の戯曲が上演された劇場や墓所…

他にもバウハウス美術館や、いと美しき図書館などもあります。

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観光地として整備され、こぢんまりとした丁度良い大きさの街ワイマール。文化の香りに満ちた街を歩けば、ちょっと賢くなったような気分にさせてくれますよ。

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(2004年5月滞在の回想録: 写真はフィルムカメラにて撮影)


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