スペインで行ってみたいとこ
夏の旅行シーズンも始まりましたが、まだまだ航空券は高いし、為替相場もよろしくない。ヨーロッパに行きたいなと思っても、もう暫くは我慢した方が良さそうです。
日本も今ではどこに行っても外国人観光客を目にするようになってきていますが、一昔前のヨーロッパの人たちも、日本人のことを どこにでもいる… なんて思っていたのかなと改めて考えてしまいました。
若かりし頃にユーレイルパスを使ってヨーロッパを周遊したことがあります。お金はなくても時間のある旅のつもりだったのですが、やはり行きそびれてしまった場所が沢山あります。当時はまたいつか行けると気軽に思っていましたが…現実は厳しいですね。
さて、そんな国の一つ、スペインで行ってみたかった街にトレドがあります。マドリードから鉄道で約30分、バスだと1時間から1時間半で到着と、日帰り旅行ができるような距離にあるので、また今度…なんて思ったまま今日に至っています。
スペイン宮廷画家のエル・グレコが移り住み生涯を終えた古都というイメージだったのですが、後、アルトゥーロ・ペレス・レベルテの「呪いのデュマ倶楽部」というミステリーを読んで、この街が中世のオカルトや魔術に親しいところと知り、さらに興味が湧いてきました。
アルトゥーロ・ペレス・レベルテは元国際ジャーナリストという経歴を持つスペインの作家ですが、フランドル絵画とチェス、三銃士と稀覯本、バチカンとハッカーなど珍しくも専門的なモチーフを組み合わせた小説を書く方で、読後にはなにやら不思議な知識が身に付きます。
それから、奇抜なデザインのビルバオ・グッゲンハイム美術館にも行ってみたいですね。
夕日をバックに銀色の建物が海に映えている写真はなんとも衝撃的でした。
美術館の設計はアメリカ人建築家のフランク・ゲーリー。ちなみに彼はドイツ、デュッセルドルフのメディア・ハーバー・ビルも手掛けています。
また、ビルバオ・グッゲンハイムへのアプローチにはルイーズ・ブルジョワのママンが展示されています。ママンと言えば、六本木ヒルズの広場にも…
この二つを観たということは、もはやビルバオ・グッゲンハイムには行ったも同然(!?)と言いたいところですが、まあ、そういう訳にもいきませんよね。
いつか行ってみたいところ… ありすぎてどうしましょう?