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この騎乗の人は誰だろう… と思ったので改めて調べてみた

「七つの湖の街」とも称される、シュヴェリーン(Schwerin)にあるシュヴェリーン城。北のノイシュヴァンシュタイン城とかおとぎ話の城とも呼ばれるこのお城の正面、建物に据えられた大きな騎馬像。

はてさて、このお方は?と調べてみたところ、メクレンブルク家の父祖、オボドリト族長のニクロトさん。確かに、NIKLOT 1160と書いてある。

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では1160年とは…?

12世紀に異端討伐として行われた北方十字軍。
ザクセンのハインリヒ獅子公率いるキリスト教信者のゲルマン人が東方への領土拡大を目論んで攻め込んでくるのですが、これを阻んだのがスラヴのオボドリト族長のニクロト。
1160年に戦死を遂げますが、息子のプリビスラフが1167年にザクセン公の封臣に、1170年には帝国諸侯となり、以後メクレンブルクの領主となります。
ちなみに、21世紀の現在でもメクレンブルク家は存続しているそうです。

ドイツ内陸部を旅していると、名所旧跡ではローマ時代の遺跡、三十年戦争、ナポレオンの遠征などがキーワードになってくることが多いのですが、北方では異なる展開が待っていました。

ハンザ同盟、バルト海沿岸、スラヴ民族etc 勉強不足なのでまだまだ知らないことが多く…街歩きの中で見つけるものにはハッとさせられることばかりです。

バルト海沿岸にはかつて東プロイセンという国があり、第二次世界大戦末期には多くの市民が海路を通じてニーダーザクセン州に避難してきました。
ハンザ都市のリューネブルクには東プロイセン州立博物館(Ostpreußisches Landesmuseum)という博物館があり、館内には、東プロイセンはもうありません。と書かれていました。

East Prussian state museum

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シュヴェリーンで見つけたメクレンブルク=フォアポンメルン州にあるお城のパンフレット
綺麗だったので思わず集めてしまったけれど、いつか、行けるのかなぁ…

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(滞在: 2019年6月)

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