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母の誕生日に

昨日は母の誕生日。
母は35年前に50歳で他界したんです。
生きてたら85歳。どんなおばあちゃんになってたんやろう?

「ツナグ」の映画をネットフリックスで観ました。
たった一度だけひとりの死者と再会させてくれるという使者と、半信半疑でその使者の元を訪れる数人の依頼者を取り巻く物語。

私が一生に一度だけひとりの死者と再会させてあげると言われたら、誰に会いたいのだろう?

母に会いたい?
う〜ん・・・

いや、答えはノー。

だって母が他界した年齢を私はずいぶん前に追い越している。
再会したらきっと母は50歳のままで現れるやろうね。
正直な母はこう言うに違いない。
「あんた、どうしたの? 老けたねえ〜」って。
そしてケラケラ笑うに決まってる。

たまに夢に出てくるので、それで充分。

その「ツナグ」の映画に八千草薫が出演していた。
母との再会を希望して使者の元を訪れる中年男性のエピソード。
母親役が八千草薫。

急に高校生の時に観たテレビドラマ「岸辺のアルバム」を思い出す。
家族に隠れて不倫する主婦役が八千草薫だったっけ。
電車の駅で向かいのホームにたたずむ八千草薫の姿に魅了されたと電話をかけてきたのが
竹脇無我。

八千草薫も竹脇無我ももうこの世にはいないんよね。

あ、そうそう。
薫と言えば・・・・
私の中学生時代からの親友「薫」。
彼女のお父さんが大の八千草薫のファン。
なので、長女の彼女は薫と命名されたらしい。
その親友、薫の妹はひとみちゃん。
八千草薫の本名はひとみやねんて。
お父さん、筋金入りのファンやったんやね。

私の親友の「薫」も美人です。

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