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東京日本橋散歩|老舗・日本酒・喫茶店

外出のついでに少しでも時間があると界隈を放浪したくなる私。東京駅近くに用事があった日、午後のほんの数時間日本橋界隈を徘徊しました。

私が一人で散策する時、それは完全に偏愛場所を訪れることになります。
今回は短い時間で、日本橋の老舗、喫茶店、そして日本酒関連の場所に行ってきました。


「日本橋 長門」 本ワラビ粉を使用したくずもち

今から約300年前、徳川八代将軍吉宗の時代に創業されたという「日本橋 長門」は、将軍家の御用菓子司として菓子を献上していたという由緒あるお店だそう。

こちらで有名なのが「久寿もち」で、実はいわゆる葛粉で作るくず餅ではなく、蕨粉を使用したワラビもちなのです。
調べたところ、昭和のはじめ、関西でわらび餅を食べた先代がいたく感動し、自分の店でも作ろうと決めたそう。

「久寿もち」は、口に入れると溶けてしまいそうな柔らかな食感。しっかり甘いけどほのかに苦みも感じて、日本酒とも相性が良さそう。今度試してみたくなる味わいでした。

ひどい写真。ちゃんとお皿に持ってとれば良かった~

「カフェ&バー ぺしゃわーる」 高級コーヒーで贅沢時間

15時過ぎ、遅めのランチで向かったのは、「カフェ&バー ぺしゃわーる」
レトロな喫茶店が大好きな私は、何かで知ってマップにピンを立てていたお店。期待通り、クラッシックな内装の店内は落ち着いた雰囲気で素敵でした。

ブレンドコーヒーとツナチーズのサンドイッチをオーダー。ブレンドコーヒーは単品で820円、サンドイッチは単品で950円と、貧乏性の私にはちょっとためらってしまうお値段でしたが、どちらも美味しくて満足でした。(後から知ったけど、同じセットが15:00までのランチタイムにオーダーすれば1,100円だったらしい。ショック~。セコくてすみません…)

コーヒーはほんとに美味しくて、寡黙な雰囲気のマスターがハンドドリップで淹れているそう。なんというか、味わいに深みがあって、鼻から抜けるコーヒーの香りが豊かで余韻が長いんです。コーヒーが好きで毎日飲むけど、これは満足の1杯です。

カフェ&バーという名前の通り、カンターの棚にはお酒も充実していて、バーとしても利用できそうでした。

「ここ滋賀」 アンテナショップで滋賀のお酒を利き酒

日本橋界隈には全国のアンテナショップがたくさんあるのですが、今回は滋賀県のアンテナショップ「ここ滋賀」に行ってきました。

ここの素晴らしいところはお酒が充実しているところ!日本酒から地ビール、ワインと、なかなか都内の酒屋さんでは取り扱いがないラインナップがこちらで手に入ります。

滋賀県は、昔から日本酒造りが盛んだった土地。全国に、近江で酒造りをしていたご先祖をルーツに持つ酒蔵が多く存在します。

私の、滋賀の日本酒の印象といえば、ザ・個性!蔵によって全然味わいが違うので、滋賀の日本酒ってこういう味だよね、というのが一言で言えず、それがまた面白いところ。

店内では角打ち営業もしていて、「4種の日本酒飲み比べ」と「今日のおつまみ」をいただきました。
やはり日本酒は見事にどれも違う味わい!そしてこの日のおつまみは、「わかさぎの佃煮」「山椒ソーセージ」「金亀漬け」。
滋賀のローカルフードと地酒を堪能できました。

飲み比べセット
この日の飲み比べラインナップ
今日のおつまみ

ショップには他にも「近江牛」「鮒寿司」など、様々な食品や工芸品が購入できます。「赤こんにゃく」といった関東ではお目にかからないような食品も。

赤こんにゃく、初めて見ました!

都内にいながら滋賀を堪能できる面白い場所でした。

以上、日本橋のちょい散歩でした。
今度日本橋に行く時の参考にしていただければ幸いです。





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