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【アリスギア】2024年下半期の動きを様々な視点から振り返る【24/12/28】

タイトルの通り、アリスギアの下半期(7月~9月)のゲーム内の動きを振り返りたいと思います。
上半期の振り返りはこちらからどうぞ↓



新ファクター続々実装、声優問題は杞憂に終わる

【2024年下半期の実装】
7月:【S】シャーリー、【F】ファティマ&音緒
8月:【S】タマちゃん、【N】エマ ※◆DTA復刻有
9月:【◆A】紅莉栖、鈴羽、【S】小結
10月:【S】ミア、【F】にゃーさん、深沙希 ※◆ダラバー復刻有
11月:【S】悠都、【◆N】なでしこ、リン
12月:【S】紅花、ニーナ、【◆S】ラプター

※【N】ノーマル、【A】アナザー、【F】ファクター、【S】ステラー。◆はコラボキャラ

2024年上半期は戦闘システムの拡充や新カテゴリー「ステラー」の実装などがあった一方でファクターアクトレスが1組も実装されず、声優関連で不穏な動きが続いていた。
しかしその直後の7月に音緒とファティマのファクターが実装、さらに10月には芹菜と深沙希のファクターが実装された。またコラボキャラにおいてもシュタゲコラボのアナザーやメガミデバイスコラボのステラーなどにおいて新録ボイスが収録された。これらを踏まえるに、声優のボイス収録を巡る問題は杞憂に終わったかと思われる。

またゲームの外においても、人気声優が演じる「すぐやす」のデュエットキャラソンがC105に合わせて発売予定。日程調整が特に難しい両者の新録ボイスを、しかも歌という形で実現出来たのは大きい。このまま来年に来るであろう彼女らのファクターにも期待が集まる。


怒涛のコラボラッシュ、中には予想外の作品とも

【2024年コラボ一覧】
①アリスギアEX(3月-4月):復刻のみ、アクセサリー追加
②コードギアス(4月-5月):完全新規
③FAガール&創彩少女庭園(6月-7月):復刻&新規エピソード&新キャラ
④デスクトップアーミー(8月):復刻のみ
⑤シュタインズ・ゲート(9月-10月):復刻&追加エピソード
⑥ダライアスバースト(10月):復刻のみ、衣装追加
⑦ゆるキャン(11月-12月):完全新規
⑧メガミデバイス(12月-翌1月):復刻&新キャラ

※括弧はコラボイベント開催期間

今年の下半期は、復刻のみを含めても実に5タイトル(デスクトップアーミー、シュタインズ・ゲート、ダライアスバースト、ゆるキャン、メガミデバイス)とのコラボが実現し、年間では8タイトルのコラボイベントが実施された。複数タイトルの重複開催期間もあるなど、コラボ尽くしの半年間だった。

コラボ傾向としては、身内系ともいえるホビーコンテンツ(FAガール&創彩少女庭園、デスクトップアーミー、メガミデバイス)とのコラボが揃い踏みした。さらに夏場の「ありほー」にて、エニグマ未実装コラボキャラの実装を約束することを有言実行する形で、DTAおよびシュタゲが久々のコラボ復刻を果たした(これにより、執筆時点でのエニグマ未実装は「東京ドールズ」のみとなった)。
一方、今年の新規コラボとしてコードギアスとゆるキャンの、根強い人気を誇るアニメ作品とのコラボも続々と実現した。大手ロボットコンテンツや日常系というように、様々な形から新規ユーザの取り込みを狙ったものと思われる。

コラボキャラという観点からは、シュタゲとメガミデバイスでは既存コラボキャラに新カテゴリーを実装する試みがなされた。新録ボイス、新衣装、立ち回りの変わったギアなど、恒常アクトレスのファクターをも上回る大規模な造りに多くの隊長からの好評を得た。
衣装などビジュアル面でも話題作りに成功した各種コラボは、いずれも大盛況のうちに終えた(執筆時点でメガミデバイスコラボは開催中)。


衣装関連で話題様々、新衣装で新ギミック搭載も

【衣装関連の出来事】
・カラット衣装RPG衣装の期間限定発売。新規販売の衣装も
・バエルイベの報酬衣装としてチャイナ服が登場
・服袋衣装(コレクション)スクールガールの販売開始
・服袋衣装チアガールのラインナップ追加
・服袋衣装BDナースの販売再開。近年実装されたキャラを中心に追加も
・服袋衣装ネオヴィクトリアンの販売休止
・各種コラボキャラクターの衣装販売。復刻コラボキャラにも新規衣装が追加

※ほぼ時系列順に並べています

アリスギアの課金アイテムであるカラットは主にスカウトのために用いられるが、もう1つの用途としてカラット衣装やカラット購入特典の服袋から衣装を購入するという要素がある。これまでスカウト頼みだった課金圧をさらに強くするべく、下半期は衣装関連のテコ入れが多数なされた。

まずは服袋の新カテゴリー「スクールガール」では、ソックスの切り替え要素を初採用。衣装の変更要素自体はアニバジャケットで既に行われていたが、服袋衣装としては初の試みであり、また現在販売中は「Vol.1」であるため、今後バリエーションの拡大にも期待が集まる。
一方で当衣装は水着以来となるコレクション形式での販売となっており、ダブり要素を含ませることで△側としては集金の効率化を目論んでいることが伺える。

カラット衣装ではRPG衣装が今夏も復刻、今年は京お姉ちゃんにノーブルガレルースが実装された。昨夏は「クリクエ」、今年は「グラスト」などRPG系イベントの開催に合わせて期間限定販売がなされているが、果たして来年もラインナップの追加はあるか。
一方の服袋衣装では下半期だけでもチアガールの追加、BDナースの販売再開、そしてネオヴィクトリアンの販売休止などニュースが多かった。廃課金勢や古参ユーザからは服袋が余っているとの声も聞こえているので、服袋衣装のさらなる充実も願いたい。近年販売されていないものでは他にもAEGiSジャージや体操着などがあるが、これらの復活機会はあるだろうか。


アプリペイ販売体制強化、一方で不満ある改修も

2024年春にアリスギアでもサービスを開始した課金ショップサービス「アプリペイ」。ゲーム内購入よりも増量ないしお得な特典が付いたカラットを購入できるようになり、コラボ開催期間中にはさらに水着チケットが付くなど、課金圧の強化とApple税の回避による増収を目指した。

一方で2023年夏に実装された定期パスを、アプリペイへの課金誘導を口実にわずか1年で販売形態を変更した。変更後、法的問題からログインボーナス時のカラット配布が難しいことを理由に定期パスの特典が下方修正されたことで、多くの隊長からの反発を呼んだ。
なお、これが原因かどうかは不明だが、某サイトにてアリスギアの9月以降の売上が減少したとのデータもある。ただし先日発表されたコロプラの決算資料において、アリスギアは昨年比でほぼ横ばいの売上であることも明らかになっており、購入経路のアプリペイへのシフトは進んでいるものと思われる。
また、アプリペイの決済方法にクレジットカードを必須としているという、アリスギアとは別の問題も発生している。クレジットカードを利用していない隊長を中心に、現在に至るまで不満の声が漏れている。アリスギアだけでは対処できない問題ではあるものの、お得な特典をどの年齢や嗜好のユーザにも享受できるよう決済方法の多様化を願いたい。


7周年近し、魅力的なコンテンツを提供できるか

アリスギアは来月に7周年を迎える。苦戦が続く国産ソシャゲの中でも異彩を放つ存在として、奮闘を続けている。
今後見込まれるアップデートとしては、まず調査宙域2.0の正式実装を間近に控えている。おそらくではあるが、7周年記念生放送の際にありほー組からアンケート結果のフィードバックや具体的な仕様の発表が来るであろう。ただありほー自体の放送が8月を最後にないため、今後の大きな動きについては不明点も多く、進捗報告で残されている"宿題"についても消化できるかは不透明となっている。

今年1年間についてはゲーム方面の大改修が入ったものの、その分メインストーリーの更新がほとんど入らず、イベントエピソードも復刻が多めになった。来年こそはキャラクターや世界観の方面で飛躍を遂げてくれる1年になってほしいと考えている。

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