子供が塾を3ヶ月で辞めた話ーその2:なぜ塾に行くのか
前回までのあらすじ
突然塾に通いたいと言い出した子供。私立中学受験に全く興味がなく、何も知らない状態でまずは友達の親に色々と聞いてみることに。
教えてもらったこと
夫婦ともに全く私立中学受験を知らないので、基本から教えてもらいました。
まず大前提として、塾に行くのは私立中学校に入るため、ということです。なのでなぜ塾に行くのか、ということは、なぜ私立中学に行くのか、と問うことと同じだということでした。
こんなの当たり前ではないか、と思うかもしれませんが、それすら知りませんでした。
それで、特に最近私立中学受験が流行ってきている理由としては、以下があるそうです。
理由1:中高一貫教育が流行っていて、高校で入れる私立中学校が少なくなっている
理由2:英語教育など私立中学独自の教育をしていることがあるので、公立ではできないことができる
理由3:小学校の授業では習わないことが試験範囲になるから、塾に行かないと受からない。
昔は高校からでも有名な私立高校に入学できたらしいのですが、今は狭き門になっていて、中学受験しかやっていない私立学校が増えてきているらしいです。どれぐらい増えているのか、そもそも入りたい学校がどうなのか、というところは調べてみないとわからないです。とはいえ、どこの学校に本人が行きたいのかまだ全くわかっていない状態なので、あまりこれが理由で塾に行かなければいけない積極的な理由にはならないのではないか、と思いました。
次に、私立は公立と異なり独自の教育をやっていることがあるので、特別に学びたいことがある子供には私立が選択肢になるのだそうです。例えば、国際教育に強くて英語教育や国際バカロレアを取得できるとか、スポーツに力を入れているとか、公立では確かにできないことをやっているようです。ただ、自分の子供の場合は特にこれを学びたい、というものがあるわけでもなさそうですし、親もこれをやって欲しいというのがあまりないので、これもあまり積極的に塾に行かせる理由にはならないかも、と思いました。
最後に、私立受験の試験範囲が特殊で、小学校の授業では習わないところがあるから、塾に行かないと受からないということでした。これはまあ確かにそうかな、と思いました。1問しか解かなかった麻布中学の過去問題を見るに、算数の問題でもある程度解き方とか練習しておかないと、こんな図形が動いてどうだのという問題は公立小学校では学ばないだろうな、と思いました。
結論
正直なところ、話を聞いてもあまり塾に行く理由、私立中学校に行く理由はよく分からなかったです。仮に中学受験をしなかったとしても、もしするなら今から通わないと塾に入れないし、経済的に余力もあるんだったら行ってみて、合わないと思ったらやめるってのがいいんではないか、というアドバイスをもらい、それには納得しました。
塾はどうも激戦になっているらしく、早い子は小学校1、2年生から通っているのだそうです。そうしないと近所の塾など通いやすいところに小学校4年生ぐらいから入ろうとすると、既に定員いっぱいで塾に入れないからだそうです。息子が塾に通いたいと言い出しのはちょうど小学校4年生だったので、それでも遅いのだそうです。
というわけで、とりあえず通わせることにしました。次に決めないといけないのは、どの塾に行くのか、ということです。次回は塾選びについて書きます。