ミックステープ 03 A面:6曲目 Party Girls / Victoria Monét(アメリカ) The TAPE 03 - side A
ミックステープ:パート3、A面6曲目について。
https://www.mixcloud.com/kiichi-ogura/komemx-the-tape-03-side-a/
Lullaby / Leo Kottke
DAY TRIPPER / YELLOW MAGIC ORCHESTRA
Garbage Pale Kids / JPEGMAFIA
Enemy / Slant
Stick Up / The Hives
Party Girls / Victoria Monét
Too Pure / Cornelius
Mess It Up / The Rolling Stones
bird song / Shimozu Mitsuhumi
ヴィクトリア・モネはアメリカのシンガーソングライター。そのキャリアは長く、アリアナ・グランデの6作目までを共作するほどの実力者。自身も5作のEPリリースの末にデビューアルバム「Jaguar Ⅱ」を発表。グラミー賞の最優秀レコードにノミネートされている。
今回6曲目にセレクトしたのは、そのデビューアルバムからのシングル曲「Party Girl」。エキゾチックなムードのR&Bではあるが、生音とサンプリングを丁寧に織り交ぜた音に緊張感があり、さらに共演しているブジュ・バントンがジャマイカはキングストン出身のレゲエDJということも相まって、ビターでいなたいテイストもあるのが特徴だ。
誰しもがとっぷりと日の暮れた海岸の景色にやるせなさを感じることもあるだろう。まさにそんな心象にぴったりの曲で、色に喩えるなら限りなくオレンジに近いさび色である。ロック畑からの楽曲を引き合いに出すなら、ママス&パパスの「California Dreamn'」やイーグルスの「Hotel California」あたり。ただし、時折黄金のきらめきが残像として網膜に焼き付き、ゴージャスな一時をも味わわせてくれる点で「Party Girl」は趣を異にする。
収録アルバムの構成にもコンセプチュアルな世界観が感じられ、とてもアーティスティックな感性に溢れた音楽家だと思う。アリアナ・グランデのような絶対的な輝きはない分、日常にすっと溶け込める音楽かもしれない。
次回、7曲目は、コーネリアスのインスト曲。
ミックステープはMixcloudで公開中。
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