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そうだ、村を焼こう。~創作星占い鑑定レポ~
※画像はイメージです(後述)
こんにちは。米森らとかです。
このたび 2020/6/7 に水煮様(@mizuni_can)の西洋占星術×創作占いを受けてきました。その鑑定レポを感想交えつつ、ここに記したいと思います。
*水煮様の西洋占星術は下記参照
ホシカン|創作活動のための星占いブログ
ざっくりご紹介すると「西洋占星術を用いて創作活動における作風や強みなどを読み解く」ことをされている方です。
鑑定を受けようと思ったきっかけ
向こう2年ほど創作をちょっと頑張ってみて書きたいネタをいろいろ具体化してみたいな、との思いがあり、今までと違う切り口での客観的な意見を聞いてみたいな~と考えたのがきっかけです。
その中で、水煮様の占いを選んだ理由は、創作の友人からの評判をいろいろ聞いていて興味が湧いたからです。
鑑定いただくにあたって事前に質問したのは以下でした。
・創作における作風、向いているテーマ
とまあ見て分かるとおり、ふんわりしたものでした。とりあえず広範的に聞いてみたかったんです。
また、事前に短編・中編を三つばかり送付し、鑑定いただきました。
そして当日。私はSkype通話を選びました。(お好みでチャットも選べます。)
人生のテーマ
ドキドキの鑑定スタート。
「まずは話をぶれないようにするために軸を話します」ということで、人生のテーマについてお話がありました。
米森のテーマは「自分の根底にある理想や信念をいろいろな人に見てもらい、人目に触れるなかで自分も内容把握していく」
内側にこもって考えているのではなく、人に見せて、時には議論しながら考えていく。啓蒙ではなく、見る側と同じ目線で考えて発表していくのが超大事。とのことでした。
作風について
自由、信念、理想、可能性 がキーワード。
物語の根底にあるのは個人の信念や理想について。
キャラが各々ここではないどこかに思いをはせつつ信念を貫こうとするも、どろどろして重いしがらみや過去が邪魔をする。
信念を貫くため、最終的にはしがらみを取って底から這い出て、一人で立つための物語。自由になるために物語を紡ぐ。
……重たくないですかね?? しかし心当たりはあるという現実。
呪いを掛けられた人々が呪いにあらがって、最終的に解く。そんな眠り姫みたいな筋立てが好きです(眠り姫のようなかわいらしい話を書くとは言っていない)。呪いを自力で解くならなおさら。
また特徴として 客観性を保った感情の言語化 を挙げられました。
感情の言語化をしているのに感情だけで突っ走らない。客観性を保っている。
後述の文章、テーマと合わせると「自分の星の特徴をフル活用できているのでは?」ということでした。
文章について
書きたいものは感情の動き。文章の見栄えは気にしているように見受けられる。とのこと。
見栄えについては、自分でも軽いモノを書いているつもりはないので、読者を門前払いしないように丁寧にわかりやすく、とは確かに意識してました。
他にも、
・言葉にならない無意識的な感情の動きも含め徹底的に「感情」を書いている。感情を書きつつ淡々と具体的に言語化している。
・従軍記者のように、その場の空気感に飲まれつつも人に伝わる記録を描いているよう。恣意的な描写もありつつ感情を扱う描写が強み。
こんな風に「感情」のワードが鑑定中には幾度と繰り返されました。
今後さらに強みを生かすのを目指すなら、キャラも読者も作者もみんな感情の泥沼に引き込んで、感情の動きを狙って書いていくのもいいかも~とのこと。
また、最後は泥沼で逡巡して溜めたエネルギーを元に浮かぶというのも特徴。ただし、肉体性の関連は低い星配置とのことなので「肉体を手放す、キャラを死なせる」のも展開としてあり。
と、聞いた私は、安心して死ぬ話を書けるなと思いました。
いやまあしかし鑑定結果からしても文章重いってことが露呈したのですかね(自覚はある)
内容について
「居場所」に関するテーマでキャラたちを転がす。居場所というテーマ柄読者からの高い共感は得られやすいかも知れない。
容赦ない居場所の引き剥がし、人並み以上に居場所を求めるのも特徴。キャラが心のぶつかり合いをしながら居場所を探していく。
もう一つの特徴としては「感情の煮こごり」
感情のみずみずしさとひりひりして生々しい感情がせめぎ合う。
罪悪感やコンプレックスの描写の扱いが面白い。綺麗なだけのものはなく、何事も絶対裏があり裏も見ないと本質的には何も解決しないと、精神の深いところまで潜って底を引っかき回す。
みんな必死に暴れ、もがき、取り繕ったものはことごとく剥がされ、そして各々現れた純粋性を受容する。
そして受容された安心感をバネに新たな冒険と思索をする。だから途中のどろどろに比べると最後はすっきり綺麗に終わる傾向がある。そんな一連の激動が煮こごりのようにぎゅっと詰まった物語。
水煮様「なので総じて 村焼き がオススメです」
米森「わかりました!」
というわけなので、そのうち村を焼き討ちしたいと思います。感情の動きが書けるなら焼く側でも焼かれる側でもよさそう。(雑なサムネイル回収)
まあしかし、煮こごりときたら胃もたれしそうですね。まあ重いもの書いているとは自覚していて(略)
味を調整しつつ見栄えを美しく整えた上で、煮こごりを皆様の口に放り込みたいと思います。どうぞ召し上がってください。
向いているテーマ、題材について
これは事前にお願いしていた内容ですね。
【向いていないテーマ】
・ほのぼの、丁寧な暮らし
・肉感的な要素のある物語(精神面を重視するから)
私、ほのぼの好きなんですけどね…。
「憧れはあっても書いたところで違和感あるかと」と水煮様おっしゃったのを聞いてしょんぼりしました。まあ向いてないならしょうがない。チャレンジはするかもしれませんが。
肉感的についてはワード聞いた瞬間にお相撲しか浮かばなかったので順当だと思います。肉感的ってそういうことじゃないしな。
【向いているテーマ】
・荒れた暮らし、すさんだ暮らし
⇒感情の強い動きを人にわかりやすく伝えるという特徴を生かせるから。
・感情の揺れ動きを主軸に、大きな流れに巻き込まれていく主人公の物語
⇒そうだ、村を焼こう。
・テーマ、コンセプトありきで物語構築。キャラはその後。
⇒これは昔から実感してます。キャラ先行だと話が膨らまないのです。
根底が信念や理想である関係上、ちょっと味の濃いものになりがちなので少しずつマイルドにしていくもいいかもしれない、とのこと。
そうですよね、胃もたれするものね。
まあしかし鑑定結果と今までの作品を改めて振り返ると、受け手にあんまり優しくないってことは分かりますね。煮こごりですもんね。重いものを書いているという自覚は(略)
みんなほどほどにどろどろになって苦しんでほしいとは前から思ってます。人の情緒をブルドーザーで轢きたいともいう。でも、軽いのも意識してもっと作りたいです。
ジャンルは向き不向きありますか? と聞いたところ、現代物書いたときに返ってくるインパクトは大きいが、特に向き不向きは無いとのこと。
情動性の起伏が多く描ける設定、世界感、物語ならいいみたいでちょっとほっとしました。その時々で書いてみたい世界を書きたいと思います。
これから創作時期に起きること
今月末から新しい星巡りになるので、今月末~2022年2月いっぱいで何らか形にして、3月発表がよさそう。
そのためにも2月にどこまで到達しておきたいか考えておきましょう、とのアドバイスでした。
今年はというと、「価値観」「対人関係」「性癖」に変化が出るとのことで…性癖とな?
聞けば「新しい性癖の目覚め」の時期が2020年初めから来ているそうです。もともと在ったものが目覚めるイメージ。性癖の泥さらえともいえる、芸風の目覚めにも通じる時期。でも本人がそれをなかなか認めようとせず、周囲から指摘されて渋々認めるとかもありそうですね~と。
総じて、今年いっぱいはやりたいことしている過程で新たな性癖に目覚めたり、今まで書いた作品に違和感を持ったりして、それぞれの内容が腑に落ちるのが来年。とのことでした。
何に目覚めるんだろう。楽しみだけど怖い。今のところこれだっていうものはないので…
しいて言うならポ○モンで今まで見向きもしなかった虫タイプに目覚めたことくらいしかないのですけど、多分違う。そうであってほしい…はっ、これがそういうことか…? 創作系の目覚めでなくて…?
まとめと感想
鑑定結果をまとめました。
・信念と理想、自由をつかむ物語を描く
・感情の揺れ動きを描くのが特徴であり強み
・そうだ、村を焼こう
鑑定結果は心当たりがあるものも意外だなと思うものもありました。
客観的に指摘いただけるってやっぱり参考になりますね。
今後の創作に生かしたいと思います。やる気がまた湧いてきました(・∀・)
水煮様、楽しくて参考になる鑑定をありがとうございました!
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