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米粉の話。米粉パンは添加物たっぷりで一口ごとに化学物質を食べている…ってホント?

先日、ある無添加小麦パン店の店主さんが
「米粉にはもれなくある物質がついてくる」「米粉パンにはHMPC(※原文ママ)が入っている!」とSNS投稿されていました。

続けて「ヒドロキシプロピルメチルセルロース」について解説されていたので「HPMC」のことを指摘されているのだ というのはわかりますが、ちょっと、いや、だいぶ誤解を招く書き方だなと思いました。

「米粉パンの添加物」に私の思うところ

コメントでのやりとりには「表示義務はありません」とも書いています…確かにHPMCを使った米粉パンミックスを米粉パン製造に使っている場合は、原料段階で使われているものの表示義務はないということになります。もしかしたらそうした米粉パンを召し上がったのかもしれませんね。HPMCを添加した米粉パンは食べたらわかりますから。私は苦手なので自らは買いませんが…

HPMCを使用している米粉パン、米粉ミックスはネットで買える程度にはあります。私は直接は存じ上げませんが、使っている米粉パン教室もあると聞いたことはあります。
しかし、原材料として使用を明記してるところがほとんどではないかな?と思います。

もし、心配ならその米粉パンを製造しているメーカーや製粉所、習おうと思っている米粉パン教室に使用している米粉は無添加なのかどうか、確認するのが一番です。

HPMCを使った米粉パンというのは結構前から流通しています。しかし、流通しているすべての米粉そのものに添加されているわけではありません。

米粉パン教室という観点から書くと…

米粉パンを求めるのはもともとアレルギー改善目的とかグルテンフリーとか健康志向であったり、食へのこだわりが強い人が多いんですよね。だからこそ、無添加を基本にする方が主流という実感があります。

無添加で米粉パンを作るには…というところから、米の品種を選んだり、米粉以外の副材料を考えたり、酵母も自家製にしようとか、イースト併用にするとか、グルコマンナンとかサイリウムハスクを使うとか、いやそれらも使わずに作ろうとか…なるべく体に負担のないものを選んで作ろうという果てしない試行錯誤の上に、いろんな米粉パン講師さんがいて、様々なお教室があると思うんですよ。

お金と時間を使って習いに行きたいと思う方は今ホントにいろんな米粉パンの教室があるので、自分がどんな米粉パンを作りたいのか、食べたいのかをよく考えてから選ぶといいんじゃないかなと思います。

大事なのは自分の軸

添加物を使ったパンは小麦パンにも米粉パンにもある。
無添加のパン作りをしている人は小麦にも米粉にもいる。
というだけのことなんですよね。

食品全般に言えることですが、一定の安全性が確認されているものなら気にしないで食べるのは自由。極力、化学合成されたものは避けたいという場合に、きちんと調べて選択する余地は十分にあります。

どんなに有名な方の発信であっても、鵜呑みにしない。気になったら、まずは自分で調べる、確認する。というのが大事!と私は思っています。

私と米粉パンのこと

ちなみに写真の米粉パンは以前に私が焼いていたものです。
無添加無農薬米粉&サイリウム不使用で作っています。酒種酵母でやってた時のかな? 
リーンなセミハードタイプの米粉の塩パン。
美味しかったですよ(自画自賛)。

でも、今はこうした米粉パンは作っていません。作りたいパンが私の中で変わってきたからです。私にとって米粉パンを焼く一番大きな理由は子どもたちのアレルギーでした。
しかし、数値的にも問題なくなりアレルギー対応は卒業したので、ここ2年くらいは小麦と自家製酵母で焼くパンを習っていました。

私自身は小麦アレルギーもグルテン不耐もありません。やっぱり小麦パンは美味しいな~と思いますが、自分で作れるものの幅が広がったことで外では買わなくなりました。(やっぱり自分で作って出来立てを食べるのが美味しいですから~)

しかし、私の年齢的に砂糖ベタベタ油ギトギトの一般的なレシピだと食べるのがしんどい…そして、小麦パンはすぐお腹がすくから食べすぎになりがち…←これは自制心の問題なんですけど(笑)

そんなことから、私の中で、小麦パン練習はもういいかな、となりました。たまには作ると思うけど。
今年は私が一番、健康的という点で間違いないと思っている、CC'Cのレシピをもっとしっかり復習していくつもりです。

香害がある限り対面講座は無理なので、どんな形にするかはわかりませんが…今年こそは教室を再開したいなと思っています。

#食品添加物
#無添加
#HPMC
#米粉パン
#健康食

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