映画ブラインドネス よりマシか
今のこの状況のこと。
映画ブラインドネスをDVDで借りて観た。細野晴臣氏おすすめの棚にあり手に取ってみた。特殊な状況下で様々な状況に置かれた人々が一斉に一つの音楽に耳を傾けるシーンがある。からだっけかな。
のと
無料配信サイトGyao!で新感染 ファイナルエクスプレスという韓国の映画を観た。こちらはゾンビ映画とくくればいいのか…コン・ユが出ている。この人は多分有名。
100歳も生きることのない私たちの人生の中で、未曾有の惨事が起きている。コロナ禍のことだけど、これまで自分は、戦争に巻き込まれてるわけじゃないし、と思うことにしていた。もちろん戦争は体験してないし想像するしかない。映画や小説、あと小学校の担任の先生たちはよく戦争の話をして怖かった。結局体験は想像を超えることはないんじゃないか。どこまでいっても想像。
けど、最悪を想像することはできるんだなって思う。まさかこの事態に備えてつくられた映画とは思わないけど、ブラインドネスのような秩序が破壊されて歪んでゆく世界で自分は対応なんかできるんだろうかって思う。新感染については感染する進行も早いので、状況を受け入れられるか。たまたま最近この2本を観たわけだけど、描かれた世界にくらべたら実際にいま起きていることは、ほんの少しマシに思えてくるかもしれない。
食べ物を取り合って殺し合いしてるわけじゃない…不衛生な施設に隔離され、糞尿をそこらじゅうでするよう強いられているわけじゃない…さっきまで仲間だった元人間の頭部を粉々にしなくちゃいけないわけじゃない…私たちは戦争に巻き込まれているのとは違う。それよりはマシなんだって思うことにする。来週とか来月とかのことを考えると気が滅入るけど、数年先か5.6年、10年とか先のことを考えてたほうが気が楽になる、気がする。それで、いま、どうしようか?って考えた方が建設的になれる気がする。
しかし最近怖い映画ばっか観てるなー。