父親歴 14日
「親の心子知らず」
とはよく言ったものだ。
親には今まで十分感謝してきたし、 人並み程度には心配をかけてきた事も理解していたつもりだった。
しかしながら、
親の気持ちを知れるのは親になってみないと無理だったようだ。
今日で子供が生まれてからちょうど2週間が経過したが、
目の前の小さな赤ん坊の扱い方に頭を悩ませる日々は今なお続いている。
現状の赤ちゃんの状態は正常なのか。
健康に育ってくれているのか。
最近の夫婦での議題はそればかりだ。
もし目の前ですやすや寝ている赤ちゃんが起き上がって
赤ちゃん「俺は大丈夫!夜泣きはするけど、健康で快適に過ごせてるよ!」
などと自分たちに教えてくれると、どんなに楽でホッとするか。 (かなりシュールには違いない。。。)
おかげで自分たちのGoogleの検索履歴は
それ相応の単語が並んでいる。
体調不良が頭をよぎるたびに、
平均的な赤ちゃんの嘔吐の回数や体重の増減、
黄疸がいつまで続くのか、
現状の反応や睡眠時間などから正常発達や障害の有無と照らし合わせたりと
赤ちゃんが平均的であることを証明することで胸をなでおろす日々だ。
わが子が健康に育ってくれることがどんなに尊いことか。
そして、 自分たちの両親も 今の自分たちと同じ道を辿っていたと考えると、
どれだけの親の願いや、 どれだけの親の不安の中に育ってきたのかと考えさせられてしまう。
自分達は生きているのではなく
まちがいなく自分達は生かされてきたのだ。
そしてそうやって
ご先祖さまから尊い命をリレーしてきたのだろう。
そして次は自分たちが尊い命を守る番。
ほんの小さな力で壊れてしまいそうな未熟な命だが
精一杯健康にそだってほしい。
子育てを通して子供の健康の尊さと
親の子供に対する愛情について考えさせられた今日この頃である。