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【大会レポート】コメ兵が支援するワールドBBC、天皇杯出場権をかけた「西日本2次予選会」へ出場しました

こんにちは。KOMEHYO note編集部です。

コメ兵が支援する車いすバスケットボールチーム「ワールドBBC」が、10月19日・20日開催の「西日本2次予選大会」に出場しました。
この大会で勝ち残った上位3チームが日本一を決める国内最大の大会「天皇杯」の出場権を得ることができます。

ワールドBBCは、初日19日の試合で「LAKE SHIGA」に66‐22で勝利。
私たちは、20日の準決勝から応援にいってきました!


1. 大会レポート

会場は、愛知県知多郡にある日本福祉大学 美浜キャンパス。
スポーツ科学棟「スポーツラボSALTO」で開催されました
会場入り口には、「天皇杯」のポスターが。応援にも気合が入ります

私たちは、取材関係者としてゴールのすぐ横で試合観戦。ワールドBBCは、リラックスムードでウォーミングアップを行います。

試合前 練習の様子

準決勝スタート

準決勝の対戦相手は、沖縄県の「SEASIRS」。両チーム、ナイスプレーの連続にシャッターを切ることも忘れてしまうことも多々ありました…が、試合の様子をお届けします。

熱戦の末、72‐62で勝利!

決勝戦へ駒を進めると同時に「天皇杯」出場も確定です

準決勝の様子は、JWBF(一般社団法人日本車いすバスケットボール連盟)公式youtubeでもご覧いただけます▶https://www.youtube.com/live/IPyAxi0mx9E

会場内を散策

決勝までの間、私たちは会場内を散策。
体育館の一角に、ルール説明のパネルが設置されていました。

とてもわかりやすい!

JWBFのグッズコーナーもありました。なかでも気になったのは、選手たちが使うバスケ車を1/12スケールで再現したミニチュアがゲットできるガチャガチャ。精巧なつくりに驚きました。

観戦のお土産にいいですね

いざ、決勝戦へ!

決勝の相手は「神戸STORKS」。過去に「内閣総理大臣杯」(現在の天皇杯)で、優勝したこともある歴史のあるチームです。

気になる結果は・・・
82‐35でワールドBBCが勝ち、優勝をきめました!
おめでとうございます!!天皇杯も今から楽しみです。

チームで喜びを分かち合います
コメ兵 商品部 流通G所属の冨永選手。かっこいいプレーの連発でした!
「自然な笑顔をください」という無茶ぶりにも優しい笑顔
総務部、コメヒョウルークス所属の大島選手。攻守に大活躍でした!お疲れ様でした!

決勝の様子は、JWBFの公式youtubeよりご覧いただけます
https://www.youtube.com/live/4bFZpfyZuBo

2.キャプテン竹内選手にインタビュー

大会終了後、キャプテンにお話を伺うことができました。

背番号7番 竹内厚志選手。持ち点3.0点のシューティングガード。2015年頃から、ワールドBBCのキャプテンを務める。

■どのような意気込みで、今回の試合にのぞみましたか?

西日本2次予選大会は、東海北陸のブロック大会で1位通過していれば出場することもなかった大会です。ワールドは、過去何度も「天皇杯」に出場してきたチームなので、今日は力の差を見せつけたうえで1位通過したいと思って臨みました。結果、初戦からいい試合運びができ、勝つことができました。

■いま、チームはどのような状態でしょうか?

コロナ禍は、思うように練習ができず、メンバーが減っていってしまうこともありました。しかし、コロナ明けから徐々に若いメンバーが増え、現在は20代から60代の選手13名が所属しています。もともとベテラン選手が多いチームだったので、若返りました(笑)活気づいてチームのカラーも変わりしましたし、持ち点もプレースタイルも経験もさまざまなので、戦い方の幅や可能性が広がってきました。
たとえば、試合中に疲労がたまってしまった選手を交代できる機会も増えました。一度ベンチに帰ってみると、体力の回復だけでなく、チーム全体の状況を俯瞰してみることができ、より冷静な判断ができます。
また、ベンチ入りできる数以上のメンバーがいますので、競争心も刺激されていますね。いい状態だと思います。

■キャプテンとして、どのようにチームをまとめていますか?

私がキャプテンになって9年くらいが経ちますが、今がこれまでで一番メンバー数が多いです。いろんな人がいますが、『天皇杯で優勝する』という目指すところは一緒です。なので、チームをまとめることに、そこまで難しさは感じていません。
ただ、経験値の浅いメンバーは、練習の時間の使い方や動き出しの仕方などまだ慣れていないことも多いかもしれません。何か困っていそうであれば、顔を見ながら「大丈夫?」と声をかけるよう意識しています。
みんな仕事もあるなかで、練習できる時間は限られています。その中で、”質”と”量”を確保できるように、コーチと共に叱咤激励しながらチームを作り上げています。天皇杯に向けて、これからチームの連携をもっと深めていきたいです。

■最後に、「天皇杯」に向けて意気込みをお願いします!

今年度の「天皇杯」は記念大会(第50回目)なので、通常よりも8チーム多い、計16チームが出場します。その分、試合数が多いので、固定メンバーだけでは体力が持ちません。だからこそ、目の前の勝ち負けだけではなく、1つ1つのプレーを大切にしながら、チーム全員で勝ちに行きたいです。
勝てない相手ではないと思っていますし、目指すのは、もちろん優勝です!

――――お忙しい中、ありがとうございました!
私たちも天皇杯にむけ、OneTeamで情報発信や支援活動に取り組んでいきます。心から応援しています!!

3.直近の大会情報

下記詳細から。(※一部会場の関係で観戦できない大会もあります)――――――――――――――――――――――――――――――
佐賀国体選手権
開催日:2024年10月26日(土)・28日(日)
会場:唐津市文化体育館(佐賀県唐津市和多田大土井1番1号)
大島選手、冨永選手が出場予定
※観戦可

全国ブロック選抜大会
開催日:2024年11月8日(金)・9日(土)
会場:北九州市立総合体育館(福岡県北九州市八幡東区八王寺町4−1)
大島選手がスタッフとして参加
※観戦可

③天皇杯
開催日:2025年1月31日(金)・2月1日(土)・2日(日)
会場:東京体育館(東京都渋谷区千駄ケ谷1丁目17−1)
ワールドBBCが出場
※観戦可。有料チケット販売予定。

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