出勤停止14日間ならびに10万円減給
片田舎の診療所事務長男性。事の発端は、職員へのパワハラ行為による懲戒処分。経緯には、後ほど回想する。
診療所は、所長医師男性1名、看護師3名、事務2名(私と相方女性)。
9月までは小規模デイサービス事業を運営していたが経営困難とマンパワー不足。特に人的不足は全国的に深刻である。昨年の全国でのデイサービス事業倒産は47.5%にのぼる。デイサービス事業10月以降休止。デイサービス事業をダウンサイジングしたことで診療所管理に専念できると矢先の出来事。
診療所で収益を獲得するには、地域のニーズをつかまないと生き残れない。医療なので医師を抜きにして経営は成り立たない。厚労省は、入院患者を在宅にシフトする政策を図り、在宅医療や訪問看護に報酬を上げている。1時間訪問看護師が稼働すれば1万円。同じく訪問介護(ヘルパー)が稼働すれば千円。医療報酬と介護報酬の違いではあるが訪問介護事業は経営的に成り立たない。
診療所の一日の業務は、外来診療と在宅診療がある。
午前は、外来診療(診療、健康診断、予防接種)午後は、在宅診療に14時~17時頃。夕方は、午前診療同様のスタイル。
開業医は、在宅診療を敬遠する。診療報酬では月2回の訪問計画診療と24時間体制。在宅診療は訪問看護とセットが条件。診療所単独では在宅患者の状態がカバーできない。常に訪問看護との連携を保ちながら診療行為をすすめる。