マイオブレースって?
マイオブレースって?
マイオブレースは、悪い歯並びの原因に働きかけることで早期に予防矯正治療を行うための装置です。
マイオブレースを使った矯正治療には4つのステージがあります。ステージの段階やお子様の年齢、歯列の状態によってマイオブレースに加え、他の装置を装着することもあります。
マイオブレースの4つの治療ステージ
①習慣の改善
誤った口腔習慣を治せば、お子様の顎が本来の大きさまで成長し、その結果、歯がまっすぐに生え、その後の治療を簡単にすることができます。
②歯列の発育
上顎を発達させ、歯や舌の十分なスペースを確保するために歯列の発育が必要です。マイオブレース以外の装置も使い治療を行います。
③歯の配列
永久歯の最後の一本が生え始めると、ティーン用マイオブレースを使って歯並びを自然な位置へ導きます。ただし、歯をしっかりとつかまえて正確に動かすことはできないので、その後、インビザライン治療やブラケット治療が必要となる場合もあります。
④保定
正しい口腔習慣が身についたことを確実にするのが目的です。
マイオブレースでの具体的な治療法は?
マイオブレースは、日中の1時間、夜の就寝中に装着します。(マイオブレースに加え、他の装置を使う場合は他の装置を装着しておく時間が別で必要になります。)それと同時にマイオブレース・アクティビティーズと呼ばれる患者専用の教育プログラムを使って、誤った口腔習慣を正していきます。
歯並びの悪さは遺伝ではない?
「歯並びの悪さは遺伝だ」と考えている方が多くいらっしゃるとか思います。もちろん遺伝が原因の場合もありますが、歯並びの悪さには実は「普段の口腔習慣」が原因となる場合もあります。
悪い歯並びの原因となりやすい口腔習慣の例として、
口呼吸、指しゃぶり、舌を前に出す癖
などがあります。
マイオブレースではそれらの誤った口腔習慣、あごの発達や位置、歯並び、食習慣の改善が期待されます。
マイオブレースで矯正を始めるタイミングは?
3歳~15歳が治療に最適な年齢だと言われています。
大人になってからの矯正ではダメなの?
子供のうちに矯正を始めると、大人になってからではできない治療を受けることが可能です。
あごのサイズを拡大し、永久歯が生え揃うスペースを作る治療を「床矯正」といいます。これはお口の中が成長過程であり、まだ顎の骨が柔らかい子供だからこそ行える大人になってからではできない治療です。