男性産休創設と男性育休義務化の法案(改正育児介護休業法)が通りました!!
僕と小室淑恵さん、天野妙さん、塚越学さんらが4年近くロビイングしてきた「男性産休の創設」と「男性育休義務化」が、さる6月3日に本会議を通過し改正育児介護休業法として成立しました!
「男性版産休」新設 育介法、午後に成立 育児参加促す https://www.sankei.com/article/20210603-EW7TFN6RPBMZZPEYGSYP3VAQNU/
これまで女性しか取れなかった産休的な休暇を男性が取れるようになり、また企業は男性社員に育休についてプッシュ型で伝えることが義務化されます。この業界では、「革命」と呼んでも良いくらいの内容です。
これで、「子どもが生まれたら休んで、最初から子育てに夫が関わるのが当たり前」の時代がやってきます。歴史が変わった瞬間ではなかろうか、と思います。
これをやろうと思ったのは、僕たちが厚労省イクメンプロジェクトとして「イクメン」という言葉を流行らせて男性育休を盛り上げようと頑張っても、何年経っても取得率数%をウロウロし続けてしまっていたことがきっかけでした。
言葉は流行ったけど、実態は伴ってないじゃん、と。これじゃあいつまでも子育ての負担が母親だけに偏って出生率も上がらないわ、女性の社会進出も進まないわ、と。で、「もう義務化しかねえ!」と言って闘いは始まったのでした。
これからお子さんを産み育てようとされている方々に。ぜひご自身が男性産休を取る。あるいは夫さんに男性産休を胸を張って取ってもらってくださいな。
また、夫さんの勤める会社が「男性育休って何?」的なことを言おうものなら、「改正育児介護休業法違反だぞ」と迫ってくださいな。
「子どもが生まれたら、その日から育夫婦があたりまえに2人で子育てに関わる時代」を築くのは、これから子育てをする皆さんです。
そんな「新しいあたりまえ」を築いていってくれることを、願ってやみません。
最後に、「男性育休アベンジャーズ」として共に走ってくれた仲間たち、新しい時代を幕開ける革命に協力して下さった政治家・官僚・全ての皆さんに心からの「ありがとう」を送ります。
追記1)
以下が2017年6月、厚労省の研究会でフランスを引き合いに、男性産休を提言した議事録です。高崎順子さん、フランスの資料を翻訳してくださりありがとうございました!
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000169830.html
追記2)
今回のソーシャルアクションには、ハフポストさんがメディアパートナーとして伴走し続けてくださいました。
彼ら無くては、ここまでムーブメントを盛り上げることはできませんでした。
まさにチームの一員として走ってくれた 泉谷記者の記事が下記です。何がどう変わるのか、詳しく書いてくださっています
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