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「ART WEEK 小松楼」から「ART MONTH 小松楼」へ化けました

共生の為のアートプロジェクト~地域交流・信頼関係構築を目指して~

サポーター募集チラシ 表面
サポーター募集チラシ 裏面

117()1830分、「ART WEEK 小松楼」のキックオフ・イベントとして、第1回オリエンテーションを開催出来ました。

会場 小松楼まちづくり交流館一階お座敷
参加 新居まちネット理事長、顧問、理事、新居まちネット正会員1名、
   賛助会員1名(ZOOM参加)、湖西市副市長、湖西市文化観光課係長、
   湖西市地域おこし協力隊員(ZOOM参加)、三本木歓(ZOOM参加)、
   一般参加(湖西市民)
   アーツカウンシルしずおか・若菜アシンタント・コーディネーター
 先ずは、理事長の私、山口から挨拶を兼ねて、今回のアートプロジェクトに至った経緯をご説明させていただきました。

理事長 山口(老眼の為、メガネ外してました)


 こんばんわ。新居まちネット理事長の山口識行です。
 今年度のアートコミュニケーションづくりの第一歩として「アートサポーター」募集をしております。昨年、新居まちネットが現代アートと関わりを持ったことを少しお話させていただきます。
 昨年度、「アーツカウンシルしずおか」の存在を知り、「マイクロアートワーケーション」という事業に申込み、二人のアーティストさんのホストを経験させていただきました。
 現代アート、お二人の経歴、活動内容など、全く無知で理解すら出来ず、この地域との関連性や発展性など、正直言って考えることは難しかったです。ところが、一週間のお付き合い、滞在中のレポート、描かれた40枚のスケッチ画、撮影された20枚の写真、そしてそれらに添えられたコメントには、カルチャー・ショックを受けました。
 私は当時、戸籍年齢69歳で、50年以上、落語、寄席、演劇、音楽、映画に関わっていますが、現代アートというジャンルは初めてでした。今まで感じたことのなかった表現方法を教えていただいたと、思いました。
そこで、この現代アートの表現を展示していただくことによって、この地域に暮らしている方たちに、「緊張と緩和」「日常の中の少しの非日常を感じていただき、新しい地域の活性化、人と人との交流が生まれれば、NPO新居まちネットの存在意義、私個人の役割もお役にたてるのでは、との思いから行動に移したのが、今年度の取組です。
 来年度以降、市民参加型のアートプロジェクトを展開したいと考えております。

 司会を務めていただいた当NPO顧問より、「アーツカウンシルしずおか」「アートプロジェクト」とは何なのか?
 静岡から来ていただいた若菜ACに説明を求めました。
 アーツカウンシルしずおかの若菜です。東静岡のグランシップ一階に事務所があります。2021年度から静岡県民が様々な表現活動を通して創造的になるように、アートを通じたプロジェクトへの支援・助成を行っています。特に強調したいのは、アーティスト主体ではなく、住民主体のプロジェクトを立ち上げていただき、まちづくりや社会の様々な分野に新たな変化をもたらすお手伝いをしています。
 新居まちネットさんは、昨年「マイクロアートワーケーション」という、アーティストが旅人、新居まちネットがホストとしての受入れをしてくれました。今年度、そのアーティストさんが再訪されアートプロジェクトとして展開されることになったわけです。

向かって左が若菜AC 右が鈴木副市長

 ここで、鈴木副市長から湖西市の現状と今後の取組みについて、お話していただきました。
 副市長の鈴木です。すでにご存じの方もおられると思いますが、県内での製造品出荷額は1位が静岡市、2位が浜松市、3位が湖西市です。市民の健康度としての「お達者年齢」は、湖西市の女性が県下第1位、男性が第2位です。ところが、宿泊施設は県下では19/23位、観光客交流客数は22/23位と下位におります。
「市民は、湖西市をどう思っているか?」アンケート調査をしました。
Q:「湖西市は住みやすいですか」
A:「住みやすい・どちらかと言えば住みやすい」は、79%でした。
Q:「これからも住みたいですか」
A:「ずっと住み続けたい・当分住み続けたい」は、82%でした。
※ところがです。
Q:「国内外の友人に訪れてもらいたいですか」
A:「思わない・どちらといえば思わない」は、53%でした。
 これらのパーセンテージから思うのは、「稼ぐ力があり、暮らしやすい」が、「魅力が無い?訪れる理由が乏しい?」町なのか、という事です。
※そこで、アートプロジェクトの展開から、まちの「魅力」、生活の「彩り」に繋げたいという思いがあります。
 湖西市内には、新居宿と白須賀宿があります。この二つの宿場町を舞台にした展開、活動ができたら素晴らしい「魅力」が生まれると思います。

ここで、参加者の中から「現代アート」「インスタレーション」がどんな表現なのか、わからない、という質問が続きました。
 そこで、三本木さんにガイドを求めましたが、「制作の興味を持った場所に合った制作物」という言葉だけではわかりにくいため、今回1116日から当小松楼まちづくり交流館の二階にある和室二部屋に、宮本さんと三本木さんの制作品の展示をするので、ぜひ見ていただきたいと、全員にお願いしました。

参加の理事からは、インスタレーションはよくわからないが、三本木さんのスケッチ画を拝見したら、屋内ではなく、屋外での展示も考えられていますか?それだったら町内で可能性のある場所を提供できるかもしれない。
 一般の参加者からは、一般に周知したり、イベント効果を上げるためにはキャッチ・コピーを考えて、「何か、面白い」と思わせるのも必要ではないでしょうか。例えば、「アートがまちにやって来る!」とか。
 会員からは、「16日も17日も13時から17時と、各4時間の予定となっているけど、その時間中、小松楼内に居なければいけないの?」と質問が続きました。「その時間内で、可能な時にお越し下さい。アーティストやスタッフが対応できるのが、その時間帯です。」とお答えしました。

 再び、理事長の私から、昨年度の経験から少し話をさせていただきました。
 昨年10月、アートプロジェクトの視察研修で伺った伊豆市貴僧坊地区には、伊豆地方のクリエーターさんたちが滞在できる民宿がありました。
 今年2月に開催されたホストZOOM座談会では、二回、三回とアート展の開催、交流イベントを続けられている団体、地域に共通していることが三つわかりました。
 一つは、ホスト側に出身アーティストがいるか、アーテイストが滞在していて、その方が活動組織の「核」となっている。もう一つは、ホスト地域に食堂、居酒屋、イベント会場などが多く、深夜まで地域の人と交流できるゾーンがある。もう一つは、ホスト地域にホテル、旅館、民宿などが多く、イベントスペース提供者がいる、です。
作家さん達に滞在していただいてアートを制作して展示まで行う、「アートレジデンス」という形があります。
 この地域で制作されながら制作しているアーティストさん達がたくさん居れば、それはそれでアートプロジェクトの企画・実行はしやすいとは思いますが、現状はそれが無い地域なので、将来、開業・開設される宿泊施設が現れたら、可能性は大であると思います。
 他の参加者からもさまざまなご質問、ご意見をいただきました。
司会の顧問からです。
今回、11月中旬までの予定が12月中旬までと変わります。昨年の旅人お二人のご厚意により、作品展示を1116日から1217日まで、小松楼二階の和室二部屋で行うことが出来ることとなりました。
 ぜひ、この一か月間で、お二人の「インスタレーション」を見ていただき
また、ご感想やご意見をいただき、次のステップへとつなげていきたいのです。ぜひ、16日、または17日の午後、小松楼に来て下さい。

翌日、若菜ACからのアドバイスもあり、今後は、タイトルを
「ART MONTH 小松楼」として、一カ月のプログラムとして展開していくことになったのです。

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