![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/145084710/rectangle_large_type_2_48b750ce57f263e308bbdbab11e8d0fa.png?width=1200)
ターゲットの絞り方とは
こんにちは!
だいぶ外も暑くなり、夏がすぐそこまで近づいてきているのを実感します👒
さて、今週の投稿では、ターゲットの絞り方について投稿します!
ターゲットとは
マーケティングや営業の世界でよく耳にする「ターゲット」という言葉。
マーケティングにおけるターゲットとは、商品やサービスを販売する際に、その商品やサービスを買ってくれそうな人々やグループ、つまり「顧客層」のことを指します。
一方、webサイト制作におけるターゲットとは、このwebサイトが主にどのようなユーザー層に向けられているかを指します。
ターゲットを定めることは、webサイトのデザイン、コンテンツ、機能、ユーザー体験(UX)などを決定する上で非常に重要な概念です。
こちらの投稿でも、内容に入る前の段階でまずターゲットを定めていますね😮
なぜターゲットを絞るのか
ターゲットを絞ることの重要性について説明します。
ターゲットを絞るのと絞らないのでサイトのクオリティにどんな違いが生まれるのでしょう。
コンテンツの適切化
ターゲットを絞ることで、その人にとって有益で興味深いコンテンツを提供することできます。
サイトの訪問者を引き付け、リピート率を上げることができます。
例:
サイト内容「教育機関のウェブサイト」
ターゲット:学生とその保護者
コンテンツ
→学科情報、入試情報、キャンパスライフなど
デザインとユーザー体験(UX)
ターゲットに合ったデザインやナビゲーションを設計することで、ユーザーがサイトに興味を持ちやすく、使いやすく感じ、制作者側は、目的を達成しやすくなります。
例:
サイト内容 「オーガニック食品のECサイト」
ターゲット:健康志向の消費者
デザインとユーザー体験
→自然を感じさせる色合い、ナビゲーションしやすいレイアウト
マーケティング戦略
ターゲットオーディエンスに効果的にアプローチするための広告やプロモーションを計画できます。
例:
サイト内容「オンラインショッピングサイト」
ターゲット:若年層のファッション愛好者
マーケティング戦略
→流行を反映したデザインやSNSとの連携
このように、ターゲットを明確にすることは、サイト制作のすべての段階において重要な役割を示していることがわかります。また、このターゲットを明確にするかしないかでサイトのクオリティが大きく異なります。
どうやってターゲットを絞る?
ここまで、ターゲットを絞る重要性について紹介してきましたが、
実際に業務に携わってから多く実践しているターゲットの絞り方について説明します。
ペルソナの作成
私が実践しているターゲットの絞り方が、ペルソナの作成です。
ペルソナとは、商品やサービスを提供する際、主にどのような顧客に向けたものであるか、その具体的な人物像を設定することです。
つまり、架空の顧客像を自分の中で作り上げるということ。
年齢や性別だけでなく、その人の趣味や価値観、行動パターンなど、細かく設定することで、その人が何を求めているのかが想像しやすく、より効果的なウェブサイト設計ができます。
例:
サイト内容「音楽ストリーミングサービス」
ペルソナ1:若年層の音楽好き
名前: タナカ ミユ
年齢: 22歳
性別: 女性
職業: 大学生
収入: アルバイト収入月7万円
地域: 東京
家族構成: 独身、友達とルームシェア
趣味・関心: ライブ観戦、バンド活動、最新の音楽トレンド
価値観: 新しい自分の好きな音楽やアーティストを発見することに熱心。友達と音楽を共有するのが好き。
行動パターン: 毎日通学中にストリーミングサービスを利用。SNSでお気に入りの曲やプレイリストを作成。週末はライブハウスやフェスに参加。
ニーズと課題: 新しい音楽を簡単に見つけられる機能を求めている。学生割引やお得なプランも重視。
ペルソナ2:プロミュージシャン
名前: ヒロセ ダイキ
年齢: 45歳
性別: 男性
職業: スタジオミュージシャン
収入: 年収500万円
地域: 大阪
家族構成: 既婚、子供2人
趣味・関心: 音楽制作、ライブ演奏、ライブ観戦
価値観: 音質の性能や曲の構成にこだわりを持つ。プロとしての信頼性を重視。
行動パターン: 月に数回ライブ演奏をする。常日頃からストリーミングサービスを利用。学生時代に聞いていた曲を何度も聞き返す。
ニーズと課題: 自分の好きな曲を何度も聞きたい。年代問わず、様々なジャンルの音楽を聴くことができるサービスを求めている。
このように、ある架空の人物を自分の中で作り上げることで、その人にとって有益なサービスを効果的に考えることができます。
私も実際にペルソナ作成を実践して、それぞれのペルソナを基に、サイトのコンテンツ、デザイン、機能を最適化できることを実感しました。
データ分析
そのほかのターゲットの絞り方の一つとして、データ分析があります。
既存のデータを分析して、どのようなユーザーがウェブサイトを訪れているかを把握することで、ターゲットを絞ります。
アクセス解析ツール
![](https://assets.st-note.com/img/1719196164390-q6VqEL5q4Q.jpg?width=1200)
代表的なデータ分析のツールとしてGoogle アナリティクス、Googleタグマネージャー、Googleサーチコンソールがあります。
サイトにどんな人が訪れているのかといった「属性データ」や、サイト内でどんなページを見ているのかといった「行動データ」を分析することができます。また、これら3つのツールは、Googleが提供する無料で利用できるアクセス解析ツールなので、ウェブサイトの運用において欠かせないツールです。
これらアクセス解析ツールの使い方については別の記事でいつか紹介できたらと思います☺
おわりに
これらのステップを通じて、ターゲットを効果的に絞り込むことができます。また、ターゲットを明確にすることで、より効果的なウェブサイト制作とマーケティング戦略を実施できるようになります。
今回紹介した二つの方法以外にも、市場調査や特定のセグメントに焦点を当てたセグメンテーションというやり方など、ターゲットの絞り方は様々存在します。
そのサイトのゴールによってターゲットの絞り方も臨機応変に変えられるようなスキルも身に着けたいですね・・😺