データの圧縮・解凍とは?
こんにちは!
今週の投稿は、実際の私の失敗体験からピックアップしました😥
データを取り扱うということは、その分危険性が潜んでいることを感じますね・・・データの取り扱い方について説明したいと思います。
データの圧縮・解凍とは?
データ圧縮
データの圧縮とは、データの内容を損なうことなく、
容量の小さいデータに変換することを言います。
データ圧縮を衣替えや旅行先で利用する「圧縮袋」に置き換えて考えてみるとわかりやすいです。
圧縮袋を使わない場合、衣類などの物はそのままのサイズで収納されます。クローゼットや収納ボックスに入れると、すぐにいっぱいになってしまいますよね・・これは、データを圧縮せずに保存するのと同じです。
データがそのままのサイズでディスクやメモリに保存されるため、容量がすぐにいっぱいになってしまいます。
そんな時、圧縮袋に衣類を入れて、空気を抜くと袋の中の物が小さく圧縮されます。これにより、同じクローゼットにより多くの物を収納できるようになります。データの圧縮も同様です。データを圧縮すると、そのデータが小さくなり、同じストレージにより多くのデータを保存できるようになります。つまり、圧縮袋を使うことで、スペースを有効に活用できるように、データの圧縮を使うことで、ストレージの容量を効率的に利用することができます。
データ解凍
データの圧縮ができれば、データの解凍も必要になります。
こちらも圧縮袋に例えるとわかりやすいです。
圧縮袋を使用して衣類を収納し、空気を抜いてコンパクトにした状態を考えてみましょう。例えば、旅行先で圧縮袋を開けて、中の衣類を取り出す必要があるとします。データの解凍も同様に、圧縮されたデータを利用したい時に解凍するプロセスが始まります。圧縮袋のジッパーを開けて空気を入れると、袋の中の衣類が元の大きさに膨らみます。データの解凍もこれと同じで、圧縮されたデータファイルを開くと、そのデータが元の形式と大きさに戻ります。圧縮袋を開けて空気を入れると中身が元の状態に戻るように、圧縮されたデータを解凍することで、元のデータにアクセスできるようになります。
これは、圧縮されたファイルを解凍ソフトウェア(Zipなど)で開くプロセスに似ています。
Zipファイルとは
先ほどの説明でもちらっと出てきたzipという言葉。
私もwebディレクターになって初めて聞いた言葉ですが、
お客さんとやり取りをするうえでよーーーーく使います😶
ZIPファイルは、データを圧縮してサイズを小さくし、複数のファイルやフォルダを一つのファイルにまとめることができます。これにより、ファイルの送信や保存が効率的になるのです。
Zipファイルの特徴
1.ファイルの容量を小さくする
ZIPファイルは、データを圧縮することでファイルサイズを小さくします。
これにより、ストレージの節約やデータの転送時間の短縮が可能になります。また、ZIPは無損失圧縮を使用しているため、データの品質や内容は圧縮前と同じままですので、解凍すれば、データを元の品質で復元できます。
2.フォルダにまとめて圧縮できる
ZIPファイルは、複数のファイルやフォルダを一つのファイルにまとめることができます。これにより、関連するファイルを一緒に保存したり、簡単に共有することができます。添付ファイルが多いと、ダウンロードが複数回必要で手間がかかりますよね・・そんな時、ZIPファイルを利用すれば、1つのフォルダにまとめることができ、ダウンロードが1回で済むため、受信者側の負担も減らせます。これは外部の人とデータを送信するやり取りの時非常に役に立ちますね😌
3.セキュリティを強化できる
ZIPファイルはパスワードで保護することができ、データのセキュリティを強化することができます。これにより、圧縮されたファイルにアクセスするためにはパスワードが必要となり、データを送った人にしか解凍できない状態にすることができます!
ZIPファイルは、このように多くの利点があります。
データの圧縮と管理を簡単にし、効率的に扱えるようにするための便利なツールです!
⚠Zipファイルを取り扱う際の注意点⚠
ZIPファイルを取り扱う際には、いくつかの注意点があります。
実際に私が経験したミスをご紹介するので、この投稿をきっかけに皆さんも注意してくださいっ
解凍されたZIPファイルが文字化けになってしまう💦
1.ZIPファイルの文字エンコードが異なっている
原因:ZIPファイル内のファイル名やフォルダ名の文字エンコードが、解凍するシステムの文字エンコードと一致していない場合、文字化けが発生することがあります。
対策: ZIPファイルを作成する際にUTF-8エンコードを使用する
2.WindowsとMacの間でZIPファイルの送受信を行なった
原因:WindowsとMacは、デフォルトで使用する文字エンコードが異なります。これが原因で、文字化けが発生することがあります。
対策: ZIPファイルを作成する際に、互換性のある文字エンコードを使用する。例えば、WindowsでZIPファイルを作成する際に、UTF-8エンコードを指定することが有効です。また、Macでは「Archive Utility」を使わずに、「The Unarchiver」などのツールを使うと文字化けが解消されることがあります。
ウイルスに引っかかってしまう💦
ZIPファイルは、ウイルスを含むことがあります。
対策:特に、未知の送信者から送られてきたZIPファイルや、インターネットからダウンロードしたZIPファイルは注意が必要です。解凍する前にウイルススキャンを行い、安全性を確認しましょう。
パスワードを忘れると、アクセスできなくなる💦
パスワードで保護されたZIPファイルを作成する場合、パスワードを忘れると、ZIPファイルの中身にアクセスできなくなります。
対策:作成したパスワードを安全に管理する必要があります。また、パスワードを共有する際には、安全な方法、例えば、暗号化されたメッセージを使用するのが大切です。
ストレージの空き容量が不足していると、解凍に失敗する💦
空き容量が不足していると、解凍プロセスが途中で失敗することがあります。
対策:解凍するZIPファイルの内容が大きい場合、解凍先のディスクに十分な空き容量があることを確認することが大切です。
ファイルが上書きされてしまう💦
ZIPファイルの解凍中に、既存のファイルと同名のファイルがある場合、上書きされる可能性があります。
対策:重要なファイルが上書きされないよう、解凍する前にファイル名を確認するか、別のフォルダに解凍することを確認することが大切です。
古いバージョンのZIPファイルだと正常に解凍できない💦
古いバージョンのZIPソフトウェアでは、新しいバージョンで作成されたZIPファイルを正常に解凍できないことがあります。
対策:最新のZIPソフトウェアを使用するように心がけることが大切です。
これらの注意点を守ることで、ZIPファイルの安全性と効率性を確保し、データの取り扱いをスムーズに行うことができます!
おわりに
データを取り扱う人にとって、このような知識はなくてはいけないものです。
今後もデータを取り扱うときは、この投稿を見返してミスを起こさないようにしていきたいです❗