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#04【菅義偉】私には、秋田の農家の血が流れている


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今回はNewsPicksにて2018年9月5日から全6回に分けて連載された、「小松成美Talk 官房長官という仕事」という特集を再掲します。小松成美と菅官房長官二人の対談です。(※本記事の文章および写真の無断転載および引用は固くお断りします。)

官僚は「できない理屈」を並べる

菅:
ふるさと納税は私のライフワークで、議員になってからずっと考えていたことでした。
日本全国の心の絆というか、日本人が何らかの形でひとつに繋がれないかと考え、2006年、総務大臣になってすぐにふるさと納税の仕組みを作りたいと各所へ提案したんです。
でも、どこに持っていっても「そんなこと不可能だ」と取り付く島がなかったんです。

小松:
ふるさと納税に反対していた人たちは、税金が正当に集まらなくなる、と考えたんでしょうか。

菅:
税の基本的な考えは、「受益と負担」ですから、それが崩壊すると懸念していたんでしょう。
しかし、私はこの議論が起きた時に、「今その人が住んでいるところにおける受益と負担」もあるけれど、「人生における受益と負担」という考え方もあるだろう、という話をしたんです。
大人になって東京に出てきたという人は、それ以前は自分の田舎に育ててもらったわけですからね。

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