私の歩幅は梅ばあちゃん

私の歩幅は梅ばあちゃん

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苺さん成長日記

まえがき 心が澄んだ素敵な友達がいる。 冗談抜きで驚くほど綺麗で穏やかな心の持ち主だ。 この子は女の子なのだが、「実写版炭治郎(鬼滅の刃)みたいや」と毎回思う。というか一度声に漏れてしまったことがある。 そこでも彼女は「よく言いすぎだよ。そんなことないよ」と謙遜していた。 そんな彼女が私の誕生日にメッセージ付きのじゃがりこの画像(カルビー公式HPで好きな画像を作れるみたい)をくれた。 その時点で、私は「うぅ!可愛い!」と母性が爆発していた。 後日、会った際に苺の栽培キット

    • 自分の笑い声で起きるという体験をした というより目が覚めた瞬間、自分は夢の内容に笑っていた時だった、の方が正確か。 怪しいお店系の夢だったけど、 内容がおもろしかった トイレに行こうと仕切りのカーテンの前に立った時、お尻を出して四つん這いなった外国人(イギリス系)と嬢が、なぜか私と男を探し回っているというシリアスな場面だった。 見つかったら殺されそうな雰囲気(なぜ)だったので、緊張はMAXになった。でもその外国人の弱々しさに笑えてきて、見守りながらクスクスしていた。その時

      • 「2番線、中野行き、発車します。」

        今、大学に通っている人にお尋ねしたいことがある。 まず、この状況を想像してほしい。 それほど出席が厳しくない授業に向かっている道中、電車が遅延した。 いつ運転が再開するかはわからない。その電車を降りて、乗り換えを駆使すれば、問題なく授業に間に合いそうだ。 この時、あなたは乗り換えるだろうか。それとも、その電車に乗ったまま、運転再開を気長に待つだろうか。 ____ ○「私なら乗り換える」と思ったあなたは、面倒臭さよりも効率を優先して行動できるため、どんな場所でも頼られる

        • タイトルなんてものをつけるほどでもない話

          一昨日、それは火曜日。 バイトが終わって最寄駅に着いた。 ホームを降りた途端、猛烈な便意に襲われた。 時刻はもうすぐ24時をまわる。 私の家は、最寄駅から信号機を一つ渡るだけであるため、距離としては徒歩1分(もはや駅中物件)だ。 しかし信号機は赤いランプを照らしている。 すぐ家だ。焦る必要もないだろう、と黄色ランプを示す私の穴に声をかけ、深呼吸をした。 10秒、20秒…1分と一向に色が変わらない。 そろそろ私の快速列車は発車準備を始めている。 車掌である私も、この異常

          平成少女のタイムアタック2

          前回まではよくある話だった。 しかし、気が動転した私は突然こんなことを言い出した。 「うわぁ!!パンツまでびしょびしょや!ズボン脱いだ方がいいよね!」 と、濡れたズボンを脱ぎ、通学路の途中でパンツになるという奇行に走った。しかも自宅までの2kmの道のりうち、まだ1km近く残っているのに、だ。 当時の私は、距離よりも、通る車に見られるかもという恥ずかしさよりも、パンツの乾きが最優先事項として一瞬の躊躇いもなく判断したのだった。同様に友人たちも「そうやね!!上のパーカー腰に巻

          平成少女のタイムアタック2

          わたげ

          昨日、東京体育館で車いすラグビーのアジア・オセアニア国際大会を観戦してきた。 私が見た試合は、日本対ニュージーランドだった。 ニュージーランドに伝わる、伝統的なハカと呼ばれるダンスは圧巻だった。 普段みかんを貪りながら鼻くそをほじって、テレビ中継から流されるハカしか見てこなかった私にとって、それは貴重な体験だった。 観戦後大学に戻った私は、この感動をいち早く友人にも伝えたく、必死になって説明した。「、、、それで黒いユニフォームを着たごりごりのイケメンたちが、、、」ここまで

          平成少女のタイムアタック①

          私の地元は、1時間に1本の電車とジャスコと田んぼだけがある田舎であったため、小学校から家までの片道2kmという距離を毎日徒歩で通わなければならなかった。 隣のクラスの戸川さんは、ちびまる子ちゃんの登場人物である花輪くんのように、毎日爺が迎えに来ており(爺自体は白髭スーツではなく薄毛漁船チョッキだった)、なんとも羨ましいものであった。 お気に入りのシールを戸川さんに献上するという条件付きのもと、何度か乗せてもらったこともあった。歩いている小学生たちの横を勝ち誇った顔で颯爽と

          平成少女のタイムアタック①