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情けない企業の窓口

 泥棒にも三分の理があるなら、執念深い私が、たまにふと思い出すたびいや~な気持ちになる、過去の有名企業の愚かな窓口対応にも、もしかして、いくらかの正当性があるのだろうか?
 だとしたら、びっくりだ。
 私の方こそ自分の生きてきた時間を、道徳的に振り返らなければならないことになる。
 まあ、振り返ってみれば、その必要性もたっぷりあるが、あの有名企業の対応の質に関して、私に非はない。
 もう、感情的には、どの会社か言ってしまいたいくらいだが、その企業に直接言うべきであるくらいの常識は持っている。
 私に常識があって、良かったですね○○○さんww

 あれは、通販で、その会社の製品を購入した時の事だ。
 それも、その社独自の通販部門に、直接注文して購入した。
 金額的には、1~2万円程度のものである。
 大変欲しかった製品なので、もう、ウキウキで待っていた。
 が、だ。
 本体+付属品の製品を注文したのに、本体だけの製品が届いたのだ。
 たくさんの通販をしてきたが、自分は、そこは運がいいのか、このような間違いは初めてだったので、ちょっとショック・・・というより、がっかりした。あんな有名企業でも、こんなくだらない、間違いやすいから逆に気をつけないといけないような間違いするんだなと。
 大体、金額もかなり違う。
 面倒くさいと思ったが、しかたなく電話をした。メールで返信を待つなどという余裕はなかった。つまりは、このミスで、メール返信もどうだろうという一抹の疑いを抱いてしまった、という方が正しい。

 初め、男性が出て、どのような事か尋ねるから、説明したら、担当部署に回すという。
 いやいや、まずは謝罪だろうが。内容の確認もしないうちに、謝罪はできないかもしれないが、それでも、問題解決のために、顧客が電話料金を支払っているという事情があるだろう。
 でも、まだ、ちょっと訳が分かってないような(電話をとるなら、わかってないとダメだろうと思うが)この男性のほうがましだった。

 次に、担当であると思しき女性が出たのだが、こいつが最悪だった。なんと、初め、私をクレーマー扱いしたのだ。二回くらい説明させ、挙句に、大きな声で、
 「はい!では!注文したものと違っていたと!」
 「そうです」
 「どれを注文されたのですか?」
 さっきから言ってるし、そっちで確認すれや。と思ったけど、辛抱強く答えた。
 「○○です」
 「ではですね、着払いでいいので、それをこちらに宅配便で送ってください」
 「え?」
 「返していただかないと」
 ビックリ。いやさ、私がわざわざ、宅配便の集荷を頼んだり、持って行ったりするんか。そのことに対するお願いはないんか。
 「送ってもらって、こちらでも○○を送らせていただきますので」
 なんか、終始こんな感じで、驚くなかれ、ただの一度も謝罪の言葉はなかったのだ。無料回線ではなかったので、電話代はかかったが、そのことにも一切、触れなかったし、思いつきもしなかったのだろう。

 実は、この会社の製品は、とても優れていて、自分は高く評価している。
 なので、この窓口対応は、非常に不快で、悔しい思いすらした。
 で、この時、考えたのである。
 「これは、製造部門と、通販部門を別に考えれば、私が楽だな」と。
 そうすることで、精神の崩壊を防いだ。まじで。

 優れた製品が、どのくらいの創意工夫でできるか、実際使っている自分が、一番よくわかる。思いがけない改良や、新製品があると、感激もする。そうきたか、と。
 そんな製造部門の人間と、あんなク○みたいな窓口と、同じ会社の人間であることが信じられない。これは、部署ごとに、相当な質の差があるのだろうと想像した。

 実際、最近出た製品のプロモーションと、その販売実績について、普通に通販サイトを見ていても、全然ダメなのが手に取るようにわかった。その製品自体は、とてもよく、自分も愛用品に加えようと思ったくらいなのに、売れなかったせいで、製品のバリエーションが縮小され、私の欲しかった製品がなくなってしまったのである。

 こうなると、もう、残念を通り越して、憎しみすら覚える。
 新しい製品を試すのに、客側だって、リスクを背負うのだ。
 その試用期間をパスして、継続的に使おうと決定するまでに、時間も労力も金も使っている。あ~あ、である。
 相変わらず、ク○な販売部門が頑張っているせいなのだろう。

 この会社は大きいから、こんな一愛用者など、屁でもないと思うが、もし、これを目にしたのなら、自分の会社かも、くらいは思って欲しい。

 書くことで、自分の嫌な気持ちを成仏させることができるかなと思ったが、記憶をさらに強化しただけだったwww
 笑える。
 でも、振り返ってみたら、こういう経験は、他にもあるww
 二つ思い出したが、こんなレベルじゃない。
 かなりク○レベルは高い。
 次は、それを書こうと思う。

終わり 


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リズムエッセイ【小松甘雨】
現在、「自分事典」を作成中です。生きるのに役立つ本にしたいと思っています。サポートはそのための費用に充てたいと思います。よろしくお願いいたします。