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梅シロップのつくりかた。| 《梅仕事2020》

毎年この時期の愉しみ。
そう梅仕事です。
かれこれ5年くらい、自宅で梅シロップつくりを
楽しんでいます。
ソーダ割りにして飲んだり、お料理の隠し味に
つかってみたり。
梅パワーのおかげか、夏バテの記憶がありません。


今年は、暖冬の影響で青梅の収穫量が少なかったとか。スーパーの店頭にも、青々とした梅たちが並び始めましたが、もしかしたら、出回る時期も短いかも知れないですね。


そんな状況でしたが、今年も無農薬の青梅を送っていただきました。ほんとうにありがたい。
今年は、愛媛県の無茶々園さんのものです。

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元気な野菜たち のっぽくん


▲いつも梅の注文をしている石川県のオーガニックフードのお店。今年もありがとうございます!


ということで、毎年の記録も兼ねて
今年の梅仕事について、レポート!

「やってみたいけど、ちょっとめんどくさそう…」
「材料も、たくさん揃えないといけないのかな…」
「今年こそ始めようと思ってた!」
「ちょっとやってみようかな…?」


大丈夫。これが、意外とシンプルで簡単。
週末だとゆったり、平日でも十分つくることができますよ。

写真とレシピつきでレポートしていますので、
よかったら参考にしてみてくださいね。


梅シロップのつくりかた
〈材料〉

✴︎青梅…1kg
✴︎氷砂糖もしくは甜菜糖…1kg
✴︎お酢…20cc

〈用意する道具〉
✴︎ボウル…1kgの梅が入る大きさ
✴︎ふきん、もしくはペーパータオル
✴︎竹ようじ、もしくは爪楊枝…1〜2本
✴︎冷凍用ジップロック…目安:IKEAのLサイズ
✴︎保存瓶…3〜4リットル用
✴︎消毒液…適量
〈手順〉
✴︎仕込みの所要時間: 2日間
✴︎仕上がり所要時間: 10日〜2週間程度
 ※気候により前後

1. 流水で洗う
2. アク抜きをする(1〜2時間)
3. 水気を拭き取る
4. ヘタを取る
5. 袋に詰めて、冷凍する
6. 保存瓶の消毒をする
7. 瓶に詰めて常温で保存する
8. できあがり

 ※1〜5で1日、6〜7はその翌日に作業。
 ※7のあと、10日〜2週間程度でできあがり


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1. 流水で洗う

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一粒ずつ流水で丁寧に洗います。
その時に虫食いや傷なんかもチェックします。

今回は、氷砂糖1種類のみ。
引っ越しで、大瓶をひとつ処分しちゃったのと、早く飲みたくて。
感覚的には、細粒の甜菜糖と氷砂糖だと(下記写真参照)、氷砂糖の方が比較的早く仕上がる傾向があります。あくまでも私の経験則です。

じつは、先ほどのお店で「甜菜糖で作った氷砂糖」が、あることを後日知りました。
白砂糖はちょっと…という方、オススメします。
もちろん、甜菜糖(細粒)でもつくることができますよ。

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▲甜菜糖と氷砂糖。飲み比べも楽しい…!
今年は氷砂糖のみ。



2. アク抜きをする

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洗った青梅を1〜2時間ほど水に浸して、
アク抜きをします。

ぷかぷか。
なんだか、プールに入ってるみたいで
気持ちよさそう。



3. 水気を拭き取る

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ここで、今年も頼もしいスケットが登場!
いつまでこうして一緒にやってくれるのかな。


ふきん、もしくはペーパータオルで、
一粒ずつ丁寧に水気を拭き取ります。
この時も傷などのチェック。痛んでいるものがあれば除きます。
今回もハズレなし。
本当にきれいで立派な青梅でした。

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「ふわふわの毛が生えてるねぇ」
「(スンスン…)いい匂いがする…」

最近、2日連続で前歯が抜けた息子との、
たのしい記憶。



4. ヘタを取る

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竹ようじか爪楊枝で、ひとつずつ丁寧に取っていきます。
ヘタが残ったまま漬けると、えぐみが出てしまうようです。
作業は爪楊枝でもよいですが、少し長さのある竹ようじの方が余計な力がいらず、やりやすいです。梅を傷つけないように気をつけて。

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▲おへそみたいなところを、クイッととります。
コツをつかんでくると、楽しい。



5. 袋に詰めて、冷凍する

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冷凍用ジップロックにつめます。
青梅のサイズによりますが、1 kgはIKEAのLサイズの袋にぴったり入ります。
このまま冷凍庫へ。

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▲「冷凍庫に、やさしくつれていくね」
 いつもポエマーな息子。


おつかれさまです!

ここまでが1日目の作業です。
一晩、青梅を冷凍庫で凍らせて一休み。
続きは翌日に。


どうして梅を凍らせるの?
✔︎冷凍することで梅の繊維が壊れ、梅エキスが染み出しやすくなる。
✔︎その分、早く仕上がるので発酵やカビ発生のリスクが低くなる。



6. 保存瓶の消毒をする

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ここから作業2日目です。
瓶は洗剤で洗った後、アルコール消毒(キッチン用の消毒スプレーが簡単です)をして拭き取ります。


ちなみに保存瓶は、こちらの4Lのものを
使っています。取手がついているので、シャカシャカしやすいのと、涼しげなデザインも気に入っています。

出来上がったあと、こちらのレードルもあると
ジュースを作る時に便利です。



7. 瓶に詰めて常温で保存する

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砂糖と凍った青梅を交互に入れていきます。

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最後にお酢を上から、回しかけておしまい。
お酢を入れることで、カビ防止効果とシロップがサッパリした味に仕上がります。

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これで仕込み完了です!
あとは、日の当たらない涼しいところで、
瓶を常温保存します。

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8. できあがり

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次第に砂糖が溶けて水分が出てくるので、
毎日しゃかしゃかと混ぜて梅がしっかりと
砂糖水につかるようにします。
これは砂糖を溶けやすくするためと、梅のカビ防止のためです。
また、発酵していないか確かめるため、
たまに蓋を開けると良いです。

仕上がりは、その時期の気温やお家の環境にもよりますが、だいたい10日〜2週間程度。
砂糖が全部溶けきったら出来上がりです。
甜菜糖は氷砂糖よりも溶けづらいので、
少し時間がかかります。


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最後に。

梅仕事をするたびに、
「あぁ、今年も暑い夏がやってくるんだなぁ」と季節の移ろいを感じます。

また、毎日毎日、梅の様子を愛でながら仕上がりを待つ時間も愉しい。もちろん出来上がりも。

今年は諦めていたけれど。
はからずも梅仕事ができたことに感謝。
美味しく仕上がりますように。


〈来年以降に向けてメモ〉
✴︎瓶に少し余裕があるので、来年は青梅を3kg用意して、1.5kgずつ仕込んでみよう。

✴︎甜菜糖で作った氷砂糖を買う。