コロナと戦うBTC

2019年末まで続いた下降トレンドは、2020年になると上昇相場へ転換します。1月に1BTC=約75万円だった価格は、2月になる頃には約100万円まで高騰します。2020年3月11日にWHO(世界保健機関)が新型コロナウイルスについて、「パンデミック(世界的流行)の状態にある」と発表すると、株や金など暗号資産以外の価格も急落しました。

コロナの影響が継続すると思われたのですが、各国政府による大規模な金融緩和策や5月12日に3回目の半減期を迎えることで1BTC約100万円まで回復をします。

その後、※DeFi(分散型金融)の人気等によって、市場全体が安定し2020年10月には1BTC約130万円まで値上がりしました。※DeFiについては近々特集させていただきます。※

2021年1月には1BTC約400万円へと上昇します。この要因として考えられるのは2つ考えられています。

1つ目はインフレヘッジです。前記させていただきましたが、パンデミックの影響で法定通貨の価値が低下したことで避難通貨としての価値が上がったことです。具体的にはインフレ率の多い新興国で資産防衛の手段として利用されていたものが、先進国へも拡大したことと、ゴールドに代わるインフレヘッジの手段として、ドラッケン・ミラー氏やマイク・ノボグラッツ氏などの投資家からも注目されたためです。

2つ目はアセットマネジメントの参入です。大手生命保険会社で、資産運用額30兆円規模を誇るマスミューチュアル生命保険が約104億円を生命保険会社として初めてビットコインに投資すると発表したのです。今までにない規模で資金流入が加速していることがトレンド転換の要因と考えられます。

次回は、「ビットコイン以外の仮想通貨・暗号資産」について述べさせていただきます。

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