こまるの結婚前夜と結婚直後
こまるの結婚前夜。
私はその一月前から家事等の練習のため夫とは暮らしていた。
そして結婚前夜…私と夫は
イニシャルD
のゲームに（特に私が）ハマり、信じられないような得点を出してしまった。
それがいけなかった。
私はその得点のさらに上を目指し、（ゲーム内の）愛車を山道に滑らせ、走り、走り、走りまくった。
（その得点はその後、超えられぬ壁になってしまった。）
気づけば朝の4時…式は昼の14時…。12時に来るように言われている。
仕方がない、寝るか…！
しかし当日はみごとに寝坊し、結婚式には遅刻寸前で向った。
絶対に間に合わないか…いや間に合うか？本物の車がイニシャルDのごとく走っていた。
12時までには入って下さいとか言ってたけどなんでそんな変な時間に集まるの？
式場には皆が集まっていた…。
皆の冷たい視線を浴びながら前を通り過ぎ、ドレスに着替え、無事に間に合い式を終えた。
式が終えると、その夜はなんと最高級ホテルOの結構上の階に泊まる事が決まっていた。
貧乏人の私達のために夫の知り合いがお祝いしてくれた部屋だった。
夜景が美しく…新婚な私達…♡
素敵な夜になるはずの私達…♡
が！！！！
式と昨夜のゲームの疲れがやってきて…私達は別々のベッドでぐっすり眠った。
それはそれはぐっすりと。
その日の私達には寝ることの方が大切だった。
朝はとても楽しみにしていたブッフェである。
とにかく楽しみにしていた。
前日からの行事の中で一番楽しみにしていた。
どちらかと言うと、これにすべてをかけていた。
目を覚ますと『9時58分』!!
ブッフェの時間は10時まで…。
は❓😱❓😱❓😱❓😱❓😱❓😱❓
「ブッフェがあああ！！！」
と叫び飛び起きた。
大慌てで準備をするも夫は
「もうあきらめようよー…」
私はあきらめきれずに、
「まだ2分ある！！！」
いや、2分しかないのである。
しかし、私はそんなコーキューなホテルのブッフェなんぞは口にしたことがない、きっと夢のような素晴らしい料理があるだろうとずっと考えていた。
先にも書いたが、式よりもホテルに泊まるよりも何よりもそのブッフェを楽しみにしていたのだ😭
たとえ、そこにきゅうり🥒がいようとその日だけはきゅうり🥒を許そうと一日だけなら和解しても良い…とさえ思っていた。
仕方なく帰りは中華街…もう何度も行きまくった中華街…🥲
落ち込む私はそれまで貯めこんだお金でセガサターンと🌸大戦を買った。
他にもゲームを買いまくった。
ゲーム機の話はまた次回にするが、ゲーム大好きなのに私にとっての初ゲーム機であった。
機嫌を直してホクホクで帰ってきたのは間違いない🎴
しかしもうンン年今もたつが、まだブッフェに関しては後悔しかない。