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ふくもの

数年前にブルガリアに行った時の事。

ブルガリアに着いた日に私と娘は風呂に入った。
6月はブルガリアでは春で少し寒いぐらい…と言われている季節に行ったのに、何故か、猛暑かよ!!真夏かよ!!っというぐらいにその時のヨーロッパは暑かった。
着いたその日からエリザベス女王即位60周年という熱気もあり気温も上がっていたのであろうか…?
ヨーロッパの気候もエリザベス女王を祝っていたのであろう…知らんけど。
まあ、とにかく暑かったので一刻も早くお風呂に早く入りたかった。
お風呂はたいそう広く自分の身長よりでかいお風呂であり、滑って沈み危うく溺れそうになったり、床の大理石を見て滑ってㇱぬかもとミステリ小説のような想像をしたり、生のシャワー室を見てワクワクしたりしていた。

ホテルには備え付けのシャンプーやリンス(こんでしょなー)があり、その中にシャワーソープというものがあった。それはなんぞや?と思い、ふと思いつく。
【そういえば海外では泡風呂がある!きっとそれだ!】
私はシャワーソープをお風呂にたっぷり入れてみた。
そしてかき混ぜ、途中で面倒になり風呂の中で足をバタバタしたり暴れたりしていた。
しかし漫画のように泡立つ事はなかった…。
(後にシャワーソープとはボディソープだと知る)

らんま1/2風にお送りしています。


旅行の荷物を最小限に収めたかった私達は、ホテルのタオルに頼る事に決めていた。
しかしそのタオルがまあ硬い!かなりゴワゴワする。
今でも思い出せるゴワゴワさだ。
海外のタオルというものはこんなにも硬くゴワゴワしているのだなあ〜と娘と謎の感心をしながら身体を拭いていた。
2日目もやはりゴワゴワしている。
海外…っていうかブルガリアがそういう文化なんかしら?
と海外文化を普通に受け入れていた私達。

しかし、3日目に風呂から出ようとした時に何気に上を見ると手の届かないような所にタオルらしきものがあるので何気なく手を伸ばしてみた。
そこでありえない事に気づく。
ブルガリアのホテルでタオルだと思い、身体を2日間拭き続けていたものはもしや足ふきマット?!
いや、お前絶対に足ふきマットやろ!!!
海外のホテルは背の高い海外の人向けに作られているので、とてもとても高い場所に物が置かれている。
私は日本人でも身長が低い方なので全く見えなかった…。
なんたること!
ブルガリア文化と思い込み、ブルガリアのタオルは硬いと信じて拭き続けていた。
ブルガリアに対しても失礼である!
その場で心でブルガリアにはきちんとお詫びしておいた。
その後はきちんとしたタオルで身体を拭いてお風呂から上がるようになった。
なんてサッパリ感!

皆様もどうぞ、足ふきマットで身体を拭かないようお気をつけ遊ばせ…。

こんな感じで全く見えなかった。


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