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ネコたるもの
![](https://assets.st-note.com/img/1694918197250-asSTa8R4ps.jpg?width=1200)
彼は自分のことを三毛猫だと信じてやまない、ただのブチネコのくまごろうた。
噂では某SNSアプリ・ツニャッター(現ニャックス)で自分を三毛猫と登録しているようだ。
あくまで噂である…。
彼は犬顔で写真を区分するアプリでは「犬」のカテゴリに必ず入ってしまう。
声の出し方も「フヤンフヤン」とエスパー魔美に出てくる犬のようなヘンテコな鳴き方をする。
そんな彼はある日、ベランダから脱走を試みた!
しかし外は彼が普段は聞いたことがない車やバイクの音がする。
一歩出た瞬間に、音に驚き腰を抜かしてしまったꉂ🤣w𐤔
家に入りたいが、腰が抜けて立てないくまごろうた。
最後の手段は「シャアシャア」と喚くだけである。
オロオロとする家族を横に、私はくまごろうたの頭を軽くチョップ!
「何がシャーやの」
と抱き上げて家に入った。
抱かれている時もずっとシャーシャー言い続けていたが、腰を抜かしているため抵抗も出来ずに口だけの男になっている。
まったく情けない男である。
対してこちらは↓は、歌丸(ピーと呼ばれている)
![](https://assets.st-note.com/img/1694919225164-HS4gWWkHFU.jpg?width=1200)
彼はとても変わった子である。
ある日、ベランダに野良猫ちゃんがやってきた。
すると彼はその猫ちゃんと友達になった。
毎夜8時頃になると
「にゃーんにゃーん」
と呼ばれ、歌丸(以下ピー)はベランダに飛んでいく。
そして網戸越しにニャニャニャと話をしていると思えば、網戸越しに身体をスリスリし合っている。
どうも相手は男子猫のようだ。
一応、言っておくとピーは男の子、金髪だが国籍は日本国籍の日本男児である。
今は日本男児だの男らしさだのと言うような時代ではないと思われるかもしれない。
しかし、猫の世界ではナワバリなる制度があったはずである…私の記憶がたしかであればだが…。
その日本男児猫のピーはナワバリなど気にせず、お友達と仲良く網戸越しに会話しスリスリしている。
決してイマジナリーフレンドやタルパではなく、相手は生きた猫である。
家族に伝えてみたが始めは信じてもらえなかった。
しかし日が過ぎるにつれ家族も友達猫と遊ぶピーを見かけるようになり、
「イマジナリーフレンドじゃなくて、ピーに会いに来てるな」
と家族も言い出した。
しばらく彼と野良猫ちゃんとの交流は続きスリスリニャンニャンと会話をしていたが、いつの間にか関係は終了していた。
私達はピーの上にいた女子ボス猫のお姫様、💮ちゃんに「日本男猫たるもの…」等と叱られてたのだろう…と思っている。