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人の厚みは2mmの学びの積み重ね

人の厚みってどこで感じますか?仕事ができるとかそういうことではなくて、会社とか周りの人にも尊敬できたり、この人と話していると面白いって感じることありますよね。そういう人は個人的に人として厚みがあるなーとは思っていました。

なんとなく
・こちらの話を聞いて、理解深掘りしてくれる
・特定のゾーンの話がとても強い(いわゆる偏愛がある)
・自分事かできる(過去の体験ベースではない話)
ともやもや思っていて、こんな人になりたいなーとは思っていたのですが、それがうまく言語化できていませんでした。

先日、荒木博行さんの「独学の地図」という本を読んで、「2mmの学びの積み重ねが人としての厚み」になるんだ!と思ったので、本を読んだ感想と感じたことをまとめたいと思います。


「独学の地図」

学ぶとは生きること

人がどう学ぶのという暗黙知を形式知にしようとしているのが、本書です。独学の地図という内容で、独学のための「行為」「能力」「土台」という3つの階層で表現されています。具体的な内容は本書を見てもらえればいいのですが、特に印象に残った2つのフレーズを挙げたいと思います。

些細な2mmの学びを削り出せ

2mmの学びを積み重ねることで大きな学びにつながるとなっています。この2mmという表現が秀逸だと感じました。1mmだと薄すぎる、3mmだと厚すぎる、この2mmの見えにくいが、確かに見える学びというのを日々積みかねることで大きな学びに繋げなくてはいけません。
この学びの削り出し方は、
STEP1:素直に感じたことをアウトプットする
STEP2:それっぽい一般論がにないかチェックする
STEP3:自分だけの具体論に変換する
厚みのある人と話していると深いなーとか思うのは常にこういうことを繰り返しているから何だろうなーと思いました。いわゆる一般論で終わる人はうんうん確かにそうだけど、ふーんで終わってしまうんですよね。
大企業の偉い人とかそういうパターンが思っています。なんか喋っていても面白くもないけど、模範解答ばかり繰り返して、みたいな、、、
非常に自分も毎日心がけようという内容になりました。

学びには「意図と結果は常に異なる」という黄金律がある

「ある知識を他者に伝えたとしても、その知識は受けとった側はその知識を自分の中の経験や他の知識と組み合わせて再構成してしまう」というのが、学びの意図と結果が異なる理由です。改めて言われると当たり前のことですが、確かにと思える内容です。
自分が学んだ後に、そのことを他者に伝えようとしても、なかなか伝わらないなどのそんな経験ないでしょうか。
自分は学んだ後の人間
他者は学ぶ前の人間
という構図で学んだ後の自分学ぶ前の他者を想像して、教えても伝わないこと多いですよね。伝える側の論理性に着目するだけでなく、伝えらる側の姿勢も重要、双方向のコミュニケーションが必要です。
自分も人と話す時に相手の意見を聞きながら、話さないといけないのだなと改めて感じました。厚みのある人はこちらの意見も汲み取りながら、深掘りをした上で話してくれる。一方的に話くる人はどうも話が面白くないと感じるのはこの辺も原因かと思います。

この二つ以外にも随所に学びについてグッとするフレーズがたくさんありました。体系的にも学べるし非常におすすめの本です。自分も厚みのある人間に将来なるには2mmの削り出しを心がけて、積み重ねていこうと思いました。

#なりたい自分

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