駒野こま

駒野こま

最近の記事

死に時を失ったメンヘラの話。

 自分が死ぬときは、パパが死ぬ時だとなんとなく思っていた。  目が覚めたら、パパが寝ていて、おはようと声をかけても返事がなくて、触ったら冷たくて。  そしたらわたしは、警察に電話するでもなく、救急車を呼ぶわけでもなく、きっと一緒に死ぬんだろうと思っていた。  そんな不安に襲われたのは、パパが死ぬ2年くらい前からだった。  姉にはちょくちょく、わたしから連絡がなくなったら家に警察を呼んでくれと頼んでた。  そんなことにはならないよ、と姉は笑っていたし、母だって笑っていたけど。結

    • ママが倒れた日。

       去年の9月末だったと思う。  寝てたのか、偶然起きていたのか、姉から突然LINEが送られてきた。 ーー今電話出来る?  姉の休みの日ではなかったし、なんだろう、と思って電話をかけた。  電話に出た姉はいつも通りで、今思うといつも通りを装っていたのかなとも思う。 「落ち着いて聞いてほしいんだけど、今実家にいるんだよね」 「なんで急に?」 「あのさぁ……昨日の夜中にね、ママ倒れたんだよ」 「は?」  一瞬頭が真っ白になった。  倒れた? なんで?  正直いろいろと思い当

      • パパが死んだ日

         朝、おはようといったかは覚えていない。  夜、行ってきますといったかは覚えていない。  ただの日常だった。  仕事終わりに家で寝ていて、パパは仕事に行っていた。  11時くらいだったと思う。  家のドアがどんどんと強くたたかれて、大家が家賃でも回収に来たのかと思って、最初は無視をした。  でも随分としつこいから、なんなんだ、と思って出てみたら、そこにいたのは大家のおじいちゃんじゃなくて、パパの友達のおじさんだった。  なんだか、随分と切羽詰まった顔をしていたような気がする。

        • 精神科に行くか悩んでる人向けのやつ

          どうも、駒野です。 パソコンを買いまして。 爪が長くてキーボード打つのが大変にへたくそになってしまったので、練習がてら、前から書きたかった精神科とかについて書こうかなと。 患者目線のお話になりますので、医療従事者の方など有識者からすると間違ってるよ、ということがあるかもしれないので、その時はどうにかしてご連絡ください。訂正しますので。 精神科と心療内科の違い 今自分に精神的なケアが必要、と思っている人が最初に躓くのってここかな、と思ったので、超基本的でググれば秒で出てくる