第1回目の講義の内容は以下のとおりです。
発表会の概要と予定の説明
プレゼンテーションとは
プレゼンの組み立てかたの一般論
今回の本の紹介のプレゼンの組み立て
実習
次回予告
以下,実際の講義スライドの内容を抜粋して紹介します。ちょっと長くなりますし,過去の投稿と重複する部分もあります。この投稿では,1. から 4. の説明の部分を扱い,実習は次回にします。
1.発表会の概要と予定の説明
プレゼンとは,を説明する前に,発表会の概要を伝えます。次に続く説明を人ごとではなく今回の発表をやるために必要な情報として聞いて欲しいからです。ここでのポイントは,漫画でもいいから,カッコつけずに自分が大好きでおすすめしたい本を選ぶ,という点を強調することと,準備は全て講義時間内でするので宿題でスライドを作ることはない,ということです。全員の前で発表,というところでハードルが上がりますが,好きなことで,宿題もない,というところで気持ちを楽に持って欲しい,ということと,時間をかけずにスライドを作ることも学んで欲しいからです。
2.プレゼンテーションとは
ざっくりした説明です。次に,プレゼンテーション資料(スライド)についての説明が続きます。
ここでは,スライドと普通の文書の違いを説明しました。大事なのは2つ目の項目です。スライドは普通の文書と違い,聴衆に見ることを強いる資料なので,聴衆のストレスにならないように作るのが大事,という話をします。「講義のスライド資料を見てて,イライラすることない?」と聞くと,大抵思い当たる節があるようで,納得してくれます。PowerPointで具体的にどうするか,という話は次週の実習の時に説明します。
3.プレゼンの組み立てかたの一般論
これは私のやり方になります。この回で説明したことの繰り返しになります。
4. 今回の本の紹介のプレゼンの組み立て
ここが,今回の講義で一番学生のヒントになるところです。このあとで,1つの例として私が15分ほどで作ったスライド5枚を使って私の好きな本を学生に紹介します。紹介する本はいつも決めていて,
吉田秋生さんのBANANA FISHです。2018年にアニメ化もされ,各媒体で今でも見ることができるようです。
最初に紹介した年はまだアニメ化の前だったので,誰も知りませんでした。アニメ化以降は,聞いたことある,という学生もちらほらいましたね。読むにしても見るにしても,非常に心動かされる作品で,私のスライドの最後の文は「読んだ後,しばらくは放心状態になり,動けなくなる恐れがあります。ご注意を。」でした。吉田秋生さんの作品は大好きで,いつかどこかでまた感想を書きたいなと思っています。
だいぶ長くなってしまったので,実習パートは次回にしたいと思います。
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