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大学で勉強する時のワザ その3のおまけ
前回その3でちょっと様子がおかしいなと思った方がいるかどうかわかりませんが,こちらの気持ちの問題があるので白状しとこうかな,と思います。
大学の講義ノートの取り方の話をしていたのに突然芸人さんの名前が上がったりしている,という点についてです。
大学を辞めてから,とあるきっかけでお笑いにハマりまして。すゑひろがりずなんですけれども。家にいて多少時間があったということもあり,Youtubeの過去動画を漁り,Web上で読める記事は読み尽くしたのではないかというぐらい読み漁り,3ヶ月ぐらいの間ですっかり家臣になり,もうすぐ3年になります。どんなきっかけで彼らのどこにひかれたのかについてはまたどこかにあらためてまとめることにして。
お笑いの人たちの物事の違和感を切り取る力,その違和感を視点を変えることで笑いに変換する力。これは研究の世界で必要とされる力とちょっと共通点を感じます。お笑いの世界の師弟関係や先輩後輩の関係,世に出るために必要な運と実力の兼ね合い。これは研究の世界と相似の関係な気がします。
世に出るまで,家族や友人の温かさに癒されつつも不安の中もがき苦しんで,それでも楽しいと思う世界で修行を積んで試行錯誤して。辛かった時代も一生懸命取り組んできたから今があるんだな,と思えるから,なおさら一つのきっかけで世に出てくれてありがとうと。一つのきっかけをちゃんとつかめるというのはそこまでにちゃんと実力をつけて準備してきたからこそ。準備してても運が来ない人がいないわけではないけれど,やっぱり,出てくる人はその一瞬のためにちゃんと準備してる。
昔お世話になった先生が「チャンスってのはね,必ずある。でもね,1度きりだよ。その1回を逃したら次は来ないよ。」と教えてくれました。「ここだ」と思う時に飛び込まなかったらその先はない。「ここだ」に気づく準備ができてなかったらもちろんその先はない。チャンスが来てから準備したんじゃ遅い。世に出る人は,その前に,陽が当たる前にできることをちゃんとやって準備しているものだよと。
試験とか,試合みたいに「ここぞ」という場所があらかじめ分かっている時もありますが,そうじゃない時に,ひょんな出会いがチャンスになることもあります。今陽が当たっていない分野でもしっかり開拓していれば突然脚光をあびる時が来たりします。そこまで生き延びていられればですけど。今役に立つかどうかわからないことでも熱中できるなら熱中しといた方がいい。コスパ,タイパと今役に立つかどうかだけを価値基準としていると大事なチャンスを見逃すことになる。これは,これから大学で学ぶ皆さんに覚えておいてほしいことの一つです。
オンリーワンの道をゆく推しの来し方行く末を,これからも注視したいと思います。そして彼らのやり方から面白いと思うもの,大学で勉強する皆さんにとって意味があると思うがあれば,切り取って自分のノートに忍ばせてゆきたいなと思っています。
1回余談が入りました。
次回こそは,文章を読むときのことについて考えたいと思います。