フランス駐在のあれこれ

『海外で働くってどんな感じ?』 かつて自分が知りたかった、海外で働く会社員の奮闘記をリアルタイムで綴ります。 【若いうちに、責任あるポジションで海外駐在】を目標に就職。入社後の焦り、葛藤、モチベーション……そして現在フランス駐在2年目の34歳のありのまま。

フランス駐在のあれこれ

『海外で働くってどんな感じ?』 かつて自分が知りたかった、海外で働く会社員の奮闘記をリアルタイムで綴ります。 【若いうちに、責任あるポジションで海外駐在】を目標に就職。入社後の焦り、葛藤、モチベーション……そして現在フランス駐在2年目の34歳のありのまま。

最近の記事

何の為のバカンスか

今週に入ってから気温が一気に低下し、 現在朝10時で外の気温はマイナス3度。 寒すぎて午前中の買い物の予定は午後に延期。 代わりに今週読み始めたこの本を読んでいる。 『休暇のマネジメント 28連休を実現するための仕組みと働き方』高崎順子著 著者はフランスでのご経験が長く、 なぜ日本とフランスではこれほどまでに休暇に対する捉え方、取り組み方が異なるのか、 その背景や仕組みの違いを説明されている。 法律上では企業が従業員に最低2週間の連続休暇を、企業が指定した期間に取得す

    • 海外で過敏性腸症候群と闘う

      私は昔からお腹が弱い。 普段の生活でストレスや疲れが溜まるとまずお腹に出るし、 旅行中は特にお腹の調子を崩すことが多く、 ずっと頭を悩ませてきた。 お腹の悩みがない人は羨ましくて仕方ないし、自分の身体のどこかを誰かと交換できるなら腸と言うと思う。 お腹は身体全体の調子を測るとても分かりやすいバロメーターで、お腹を崩したらちょっと休憩を増やそうかな、くらいに気楽に捉えるように努めてきたが、 お腹の調子が悪いことを考えることが更にストレスを呼び、更なる悪化を生むという、 お

      • 年下からこそ学ぼう

        随分秋が深まり、樹木の色が本当に綺麗で散歩やドライブが最高な季節になってきた。 フランスの秋は日本と甲乙つけ難い美しさで、 本当に好きです。 こちらに来てそろそろ2年と半年。 住んでみて、フランスに対する印象で最も大きく変化したのは、 この国の魅力は田舎にこそあるということです。 フランスの地方は本当に豊かで穏やかで美しい。 私たち夫婦は都会よりも地方を好む嗜好が共通しており、この2年半でたくさんの田舎を訪れました。 フランスでは一部を除いて山がある景色が少ないのは以前

        • 日本人もフランス人も同じ

          前回に続き、もう少し仕事の環境について。 会社には数百名の従業員に加えて、私のような日本からの出向者が数名。 私が所属する部門は、わたし以外は全員がフランス人です。 いわゆる定時は朝8時-16時半ですが、私の契約に時間外業務の概念はありません。 なので、私が働きたいように働いています。 朝7時に出社(朝型人間です)、17時頃に退勤。 繁忙期でなければ、これ以上はなるべく働かないようにします。 家に戻ったら本を読んだり、 筋トレをしたり、 人と会ったり、 妻と話したり、

          フランス人の働き方は。

          私は日本の会社からこちらに出向しています。 『海外赴任とは?』的な問いをぶち上げてみたものの、 そんな大きな話が自分に出来るわけがないと今更ながらに気付き、 穴があったら入りたい気持ちでいる。 私の会社の同僚には、インド、メキシコ、フィリピンといったフランスとはおよそかけ離れた、かつ厳しい環境で成果を出そうと奮闘する人たちがたくさんおり、 尊敬の念が止まらない。 そんな彼らが日々出くわす問題と、世界でトップクラスの先進国の一つに駐在する私とでは抱えている課題の種類がまるで

          フランス人の働き方は。

          結果より納得

          前回同様、自分の想いを振り返りながら、 誰かの役に立ってくれればと思いますので、 今回は現在の勤め先での最終面接の日の思い出について書きます。 私が現在働いている会社の最終面接の日、 私は午前中に別の会社、 午後に現在働いている会社の最終面接という人生の大一番を迎えていました。 前日はQBハウスに行って身だしなみを整え、 とにかくソワソワしたり、気が休まらない。 しかし、自分がやるべきこと(できること)は はっきりしていました。 やりたいこと、自分ができることを熱を込めて

          『海外駐在』の動機

          初回の記事を読んでくださった方が30名もいらっしゃると分かりました。 何もしなかったら0名だったものが 30名になった。 その事実にとても嬉しくなりました。 ありがとうございます! 30名と言えば、クラスメート全員の前で教壇で話しているくらいの規模感がありますね。 そう想像したらワクワクしました。 今回は、なぜ 【若いうちに、責任あるポジションで海外駐在】 がしたかったのかついて整理していくために、 まずは就職活動(10年前)を振り返ります。 当時の気持ちをなるべく思

          『海外駐在』の動機

          きっかけ

          はじめまして。  私は日本の会社に就職し、そこからフランスに出向し、現在2年程度経った者です。 『海外で働くってどんな感じ?』 これが私のnoteのテーマです。 私は会社員をやるなら海外駐在をしてみたいとずっと思っていました。 そして、海外でどんな仕事をするかと同じくらい、いやそれ以上に、 そこにどんな喜びや感動があるのか、どんな驚きがあるのか、どんな悩み・苦労・葛藤があるのか、どんな成長を感じられるのか、その裏にあるリアルな手触りのある毎日の悪戦苦闘と四苦八苦、そこか