今しかできないことは何だ?
<毎日note5日目>
ムスメへ。
一日中べったりくっついて過ごすあなた。少しでも離れるとイヤイヤと大泣きしています。大きな口を開けて泣くので、下の歯が2本うーっすら生えてきているのを確認しました。歯が生えるとどんな顔になるのかな。おかあさんは楽しみです。
泣かせておけばいいのかもしれない。お腹は満たしたし、おむつも変えた。温度もちょうどいい。お昼寝から目が覚めたところで眠いわけではなさそう。それなら、泣かせておいて、家事をやればいい。
でもそうじゃない。おかあさんは、あなたを泣かせておいて家事をしたいわけじゃない。くっついて、一緒に絵本を眺めたり、髪をなでてていたい。どんなに泣いてても、抱っこですぐに泣き止んで笑顔を見せてくれるあなたが本当に大切。泣き顔もかわいいけど、かわいそうだから抱き上げてしまうんだよ。
今日はなんだかすごく疲れていて、コロコロと転がっているあなたの身体にくっついていてみたら、にこっと笑っておかあさんの顔をぺたぺた触ってきました。私がいつもあなたに「大丈夫だよー」って言いながらほっぺを両手で触れている時のように。
(これが、みんなの言う「赤ちゃんって癒される」ってやつなの?違うかな。私には 癒される、じゃなくて。「赦されてる」きもちになった。)
あかあさんである私が子育てしているのに、あなたに育てられてる感覚になるときがあります。私がこどもで、あなたがおかあさん、のような。 不思議なことに、生まれてからたった7か月のあなたに、時々私は自分の母親の姿を重ねて、甘えてすがりたくなるのです。
おかあさんは、「なんでもちゃんとやらなきゃいけない」って自分で自分に負担かけていただけだった。苦しめていたのは誰でもなく自分。「なんであんなに泣かせてまで家事をしてるんだろう」っていつもイライラしてた。うまくできない自分をダメな主婦、だと思ってた。
でも「いまは思う存分あなたに付き合う」「優先順位は家事よりもムスメ」ってきめたら、気持ちがすごく楽になりました。
もしも、未来のあなたが同じことで躓いていたらおかあさんは言います。「部屋が散らかっていたって、夕飯の品数が少なくったって、別にいい。子供が抱っこしてほしいなら気が済むまで抱っこしてあげて。あなたが今やるべきなのは完璧に家事をこなすことじゃないよ」って。
あなたを今日も生かせていて、笑顔にしていられることが、今のおかあさんのお仕事です。
さて、そろそろミルクを作ります。その前にあなたの寝顔を見てきます。おやすみなさい。それじゃあまたね。