タイ 滞在記録 第48日目 (自分の手で屠殺)
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2019.4.8
第48日目
自分の手で屠殺
今日はとうとう自分で鶏を殺した。
胸の辺りを両側から締めて殺す。
殺してさばいた。
体内はまだ暖かくて、本当にさっきまで生きていたんだなと。
毛をむしるまでは鶏の姿形をしているけど、毛をとるとよく見るスーパーで売っている鶏に近い。
ただ、頭がついているところが違う。
やる前は恐さもあったが、一端やり始めると恐さはなくなる。
調理してチキンスープにした。
自分の殺したチキンスープはやはり特別。
美味しいのはもちろんで、なんか不思議な感じ。
食べる量としてはそんなにたくさん食べてはいないけど、充分足りてる感覚。
肉体改造でたんぱく質をとらなければと、鶏肉をたくさん食べる話も聞くし、自分もしていたこともある。
今思えば、なんか変だなっていう感覚。
変というか、 鶏肉を食べるときに生きていたんだなと思う事もなかった。
生きていたことは頭ではわかっている。
そうではなく、感覚的に生きていたと思いながら食べた今日のチキンはこれだけで充分という感覚だった。
食べ物の廃棄が多かったりするけど、便利さを求めるが故に過剰に食べ物も作られて捨てられてるのかな。
自分ができることは、食べ物を無駄にしないことかな。
食べ物の話は難しい。
書いていても 訳がわからなくなる。
シンプルに、自然なものを美味しく食べられるのが自分は1番いい。
それが、難しいのだろうけど。
難しい。
ジャングルを去るまであと残り10日。
帰国が楽しみ。
そして、ここを去るのが淋しい気持ち。
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