女子におすすめサクセスストーリー映画
映画や小説などにおいて、私は断然ハッピーエンド派だ。
中でも夢や目標に向かって主人公たちが努力し、成功をおさめるサクセスストーリーが大好きだ。
なんとなく頑張れない。
元気を貰いたい。
前向きな気持ちになりたい。
そんな時に観たくなるお気に入りの映画を紹介したいと思う。
【キューティー・ブロンド】
派手なファッションにブロンドの髪の主人公エルが、政治家を目指す彼氏に「30歳までに議員を目指す自分にはブロンド女はふさわしくない」というような理由で振られてしまう。
そこで一念発起し、彼と同じ名門ロースクールに入学。
元彼を取り戻すために入学したが、彼女の奇抜なファッションや突飛な言動に周囲の視線は冷たい。そのことがエルに逆に火をつけ、いつしか元彼とヨリを戻すことよりも一人前の弁護士になることが目標となっていく。
ファッションや可愛いものが大好きで、冷たい視線にも負けずに強気でポジティブに立ち向かえるエルは見ていて本当に気持ちがいい。真っ直ぐで明るい性格のエルが、最初は煙たがっていた周囲ともだんだん打ち解け、認められていく様子に、見ているこちらも前向きにさせられる。
また、自身の努力と大好きなオシャレの知識をフル活用して裁判で真相を暴いていく様はまさに痛快。
そしてエルの努力と才能を目の当たりにし、再度アプローチしてくる元彼に対し、「30歳までに自分の法律事務所を持ちたいから、恋人はもっと頭の切れる人じゃないとね」と切り捨てるシーンは私の特にお気に入りのシーンだ。
【バーレスク】
世界的歌姫クリスティーナ・アギレラ主演のミュージカル映画。
歌手になることを夢見て田舎からロサンゼルスにやってきたアリは、「バーレスク・ラウンジ」という店に出会い、そこで女性たちの歌とダンスに魅了される。
「バーレスク・ラウンジ」で働き始めたアリはその抜群の歌唱力により次第に人々を魅了していく。
そして最初は歌手を目指していたアリだったが、経営難で売却の危機にあった「バーレスク・ラウンジ」を守り、その舞台に立ち続ける道を選択する。
ストーリー展開としては定番の流れではあるが、なんといってもアリ役の主演クリスティーナ・アギレラの歌唱シーンがとにかく素晴らしい。
アギレラはもはや説明の必要もないような世界的なアーティストだが、画面越しでも伝わる圧倒的なその歌唱力は鳥肌ものだ。
劇中に出てくる多数の曲の中でも特に私のお気に入りは「But I am a Good Girl」という一曲。
「バーレスク・ラウンジ」で活躍するようになったアリがステージで披露する曲だ。
歌声が素晴らしいのはもちろんのこと、セクシーでありながらキュートさも感じられるパフォーマンスは、何度観ても飽きない。
【プラダを着た悪魔】
アン・ハサウェイ主演のファッション業界を舞台にしたお仕事映画。
ジャーナリスト志望のアンディが超有名ファッション誌「ランウェイ」の編集部で働くことになり、仕事や周囲の人たちとの関り合いの中で、人生を見つめ直していくストーリーになっている。
アンディは最初、ファッション誌の仕事はジャーナリストになるための踏み台程度にしか見ていない節があった。
しかしファッション業界で人生や生活の全てをかけて働く周囲の人たちとの関りによって、仕事に対する姿勢が次第に変わっていく。
見どころの一つはアンディのファッションの変化だ。
地味で堅い雰囲気の服から、洗練されたハイブランドの着るようになっていく。
10年以上前に公開された映画だが、そのファッションは今見てもとてもオシャレでスタイリッシュで、それだけで女子は胸が躍るだろう。
そしてこの映画を通して一番のポイントは、仕事のためにプライベートを犠牲に出来るかどうか。人生において重要な局面で何を選択するか、というものだ。
ランウェイの編集長ミランダは人生の全てを仕事にかけることでトップ編集長という座に上り詰めた。そしてそれはミランダにとっての正義だった。
しかしアンディは最終的に自分にとっての正義はそれではないと気づく。ランウェイを辞め、背伸びしたハイブランドの服は脱いでまた地味な服を着る。それが「自分らしい」からだ。
ミランダのような生き方が正しいのか、アンディの選択が正しいか。そこに正解はない。
ただ自分にとって大切な局面で、「自分らしく」生きるにはどうすればいいか。
それを考えるキッカケになってくれる作品だ。