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第三話 『コテンシ』
すると、ガラガラ…と玄関が空き、なんとなく聴き覚えのある声がした。
「こんにちは〜。納品だよー」
現れたのは真っ青なおかっぱ頭に黄色く光る輪っかを乗せ、背中に羽根の生えた小さなこどもだった。
「あ、ソルくん!ありがとう。そこに置いておいて。今取りにいくから」
そういうと、店主は陳列されていたヘビの目を取り、入口へ向かった。
「やぁ、ソルくん、いつもありがとうね。ところでコレ、新作なんだけ
第二話 『henshin no eyes』
ーー 他にも気になるものがありましたら、遠慮なくお声がけくださいね。私は奥で作業してますので。
コマンドラとの契約を終えると、そう言って店主は店の奥へと戻っていった。
不思議なものがたくさんある。"THE魔法士"というような杖や箒、魔導書の他、何に使うかよくわからないものが沢山ある。でも…
「かわいい…、綺麗…、おもしろい!」
見ているだけでワクワクしてくるものしかない。
ふと、目があった
第一話 『コマンドラ』
「ようこそ、komajo storeへ。
今日は、何をお求めでしょうか?」
奥の扉から出てきたのはどうやら店主のようで、肩には謎の小さな生物も乗っかっている。
「あの、えっと…先輩の魔法士から、魔女を目指すならまずはここに行けって…だから、あの…何を買ったらいいでしょう?」
言われて初めて、何を買うべきか、何も考えずに来てしまっていた事に気がついた。
相手は嬉しそうに答えた。
「なるほど