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【穴場進路】 高校から高専に編入する 【編入】

工業高校生、高校生、高校の先生、お子さんを持つ親御さんが、この記事を見つけたら、ぜひ参考にしてください。

はじめに、僕は、地方の工業高校から高専の第4年次に編入学しました。

僕は、中学校までは勉強に興味が持てず、友達や自然と遊んでばかりいて、高校入試に求められる幅広い一般学力は持っていませんでした。成績でいうと、5段階評価で、理科や数学以外はすべて、3のような平凡な中学生でした。

その後、祖父の助言から工業高校に進学して、1つの狭い領域を深めていくことが楽しくて理系の専門科目を学ぶことにのめり込みました。その結果、全体の成績や学習意識が高くなりました。しかし、工業高校に進学後は既に社会における残酷なキャリアの選別が始まっており、現代では、工業高校出身からもっとレベルの高い専門分野を追求することが困難でした。例えば、普通科・進学校と比べて、ここからセンター試験を受けて大学に進学するのはとても不利です。もちろん、工業高校生向けに国立大学工学部への推薦入試のようなサポートもありますが!

工業高校のメジャーな進路としては、地元の工業系の中小企業への就職や私立の大学・専門学校に進学するのが大多数です。こういった進路も人によってはとても魅力的ですが、工業高校進学後に、もっと専門分野を追求して専門家になることを志した僕は、より専門的でハイレベルな環境に身を投じたい思いが芽生えていました。
また、大学に進学したくても母子家庭である僕は経済的に安価な国立大学に進学する必要がありました。

そんな考えの中で、当時の担任の先生に勧められた進路が高専への編入学です。学問や自我に目覚めるのが遅かった僕にとって、この道はとても魅力的でした。下記に、僕が感じたメリットとデメリットを軽くまとめました。

高専に編入するメリット
◆ 高専卒業後、国立大学に編入できる。
基本的に、歴史や国語などの試験はなく、興味のある専門と理数科目と英語のみで大学の編入試験を受けて進学できます。もちろん、大学編入学しなくても高専卒業後の就職率は高いので安心です!
◆ 高専の第5年次(大学でいう2年次)に卒業研究ができる。
エンジニアや研究者を目指すなら、実技の面で大学生よりも成長できます。うまくいけば、学会発表や論文投稿も経験でき実績を作れます!
◆ 学費が大学よりも断然安い。
およそ半額以下です!遠隔地でも安価な学生寮に入れるのでコストは抑えられます。
入学料 国立高専 84,600円 国立大学 282,000円
1年の授業料 国立高専 234,600円 国立大学 535,800円

高専に編入するデメリット
◆3年間で既に構築されたコミュニティに溶け込まないといけない。
高校からの高専への編入学生は少なく、0人、1人か2人程度です。そのため、友達作りを頑張らないといけません。僕としては、そんなに問題ないと思います。すぐ友達は作れます!
◆ 高校と高専の学習プログラムのギャップをうめないといけない。
高専生は既に物理、数学、専門科目は大学で学ぶ領域に達しており、微積分や線形代数を高専入学前に自分で学ぶ必要があります。特に、専門科目においても大学で学ぶ範囲を早い内に学んでいるので編入学前に準備をしておく必要があります。
◆ 男性が多い。
高専は男性の比率が高いです。工学部ならどこもそうかもしれませんが高専は、工学系単科の学校です。男性で恋愛がしたい人は違う学部に行くべきかもしれません。女性はモテます!

※工業高校以外からも編入できたと思います。普通科高校、農業高校でも。

読んで頂き、ありがとうございました。進路に悩んでいる中学生や高校生の役に立ちたいと思い、記事を作成しました。質問や相談があれば、コメントなどで気軽に連絡をお願いします。
今後、僕が高校から高専に編入した体験談などを更新するかもしれません。理系に向けて役立つ情報をこれからも発信していくので、フォローと記事にいいねをお願いします!リツイートもお願いします!では、また。

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