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箕面市にこんな古墳があった!

facebook「神社と歴史の広場」

facebookにこんな名前のグループがあります。先日、このグループに大阪府箕面市の古墳の投稿がありました。地図で見ると、すぐ近くの道を何度も通ったことがあります。しかし、こんな所に古墳があるとは、まったく知りませんでした。
古墳の名前は「新稲にいな古墳」といいます。

箕面市は、隣接する茨木市や豊中市、池田市などと比べて古墳が少なくて、桜ヶ丘と新稲の丘陵台地に、6~7世紀のものが数基が残るだけだそうです。

新稲古墳

土曜日の午後、6年生の孫と二人で、「古墳探検に出かけよう」と、懐中電灯とお茶を持って、車で箕面に向かいました。ナビでは30分もかからないはずでしたが、休日のせいか道路が混んでいて、1時間近くもかかってしまいました。
古墳のある場所は、箕面池田線から大阪青山大学のある北側の道に折れてすぐでした。大阪青山大学は、昔は青山短大といって、ぼくらは「青短」と略して呼んでいました。いつの間にか4年制大学になったのですね。

すぐ前に溜め池がある道路から、左側の小高い茂みに入ります。

木々の奥に、小さく盛り上がった箇所が見えます。

もう少し近づくと、トンネルのようなものが見えます。上に木が生えています。

もっと近づいてみましょう。

お~、紛れもない古墳です。石室は両袖型になっています。石室の天井の石の上に大きな木が根を張っています。鷲づかみ状態ですね。自然の力はすごい。

下に降りて、中に入ってみます。

盗掘にあって、ほとんど何も残っていないようですが、大きな石組みはそのままでしょう。
天井を眺めてみます。崩れてこないか心配ですが、1500年ぐらいはこの状態だったはずですから、大丈夫でしょう。この石の上に木が生えているわけです。

反対側に回ってみます。こちら側は、石室までスロープになっています。

横に立て札がありました。この古墳の解説です。

ここはきっと「知る人ぞ知る」というような場所でしょうね。最近は古墳ブームですから、たまには訪れる人がいるでしょう。しかし、人がほとんど来ない証拠に、ぼくは三度も蜘蛛の巣に顔から突っ込んでしまいました。

新稲古墳からもとの道路に下りて、前の溜め池に行ってみました。

静かな秋の午後でした。



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komajin
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