アジア紀行~ミャンマー・ヤンゴン⑤~
ヤンゴン環状線動画再掲
前回は、3時間38駅のヤンゴン環状線を堪能し、再びヤンゴン駅に戻ってきたところまででした。
この3時間に撮った車内や窓外の写真はかなりの数になったので、その中から選び出すだけでも大変!
撮影した動画がいちばん最後になったので、今回もう一度のせておきます。
屋台のラーメン
ヤンゴン中央駅から南にある市街地に向かう。時刻はすでに午後2時、お腹もすいてきた。
駅から二筋南側にあるアノーヤター通りからほんのちょっと入った所に、麺屋台があった。
路上に置かれた小さなテーブルにつくが、何を注文していいのかわからない。すぐ横のテーブルの2人の青年が食べている汁麺を指さして、「これ」と言う。
店の主人に名前を尋ねると、「シャン・ヂェー」という。「シャン」はインレー湖があったシャン地方、「ヂェー(ジェー)」は麺のことだろうか?
とにかく「シャン麺」であることは間違いない。インレー湖で食べたシャン麺が美味しかったので、期待できそうだ。
スープはあっさりしていて美味しい。麺は米麺だろうか。上にのっているのは味噌で味つけした豚肉のような気がする。高菜漬けのような小皿がついてきて、全部食べたら、もう一皿追加してくれた。
とにかく美味しかった。これで料金は、たった800チャット(80円)。
感激ものである。
店のおじさんに挨拶して席を立つ。おじさんもにっこり。
雨もやみ、おいしい麺に満足して、少し歩くことにする。
タイのバンコクや香港の下町を歩くような、奇妙な安心感がある。
車は、圧倒的に日本車が多い。
路上にナンバープレートのない日本車が並んでいた。販売されている中古車だろう。
フロントガラスの内側に、何か日本語が書かれた紙が貼ってある。
「放射線量 測定済 一般社団法人 日本貨物検数協会 大阪支部」
「検数」とは、港湾運送の貿易において、貨物の数量や損傷の有無などを検査し証明することで、「日本貨物検数協会」(JCTC)はそれを行う団体である。
あの東日本大震災による福島原発事故から5年以上が経過していたが、海外では相変わらず放射線量が気にされているということだろう。
さらに南の大通りに出ると、曇り空の下、交差点の中央に金色に輝く大きな仏塔が見える。ヤンゴンのランドマークになっているスーレー・パゴダだ。
地図を見ながら歩いてきたが、やっと自分の居場所がはっきりした。
今回は、ここまで。お読みいただき、ありがとうございました。
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