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アジア紀行~ミャンマー・ヤンゴン③~

シュエダゴン・パゴダ完結編

ヤンゴンシリーズの始まりは「シュエダゴン・パゴダ」でしたが、2回で終わらず、3回目までやって来ました。今回で完結予定です。

シュエダゴン・パゴダの寺宝

「シュエダゴン・パゴダの寺宝」という見出しで書こうと思ったが、このパゴダ自体がすでに宝物のような存在である。高さ100mの塔の先端には76カラットのダイヤモンドが設置されており、さらに7000個ものダイヤやルビーで飾られている。また8000枚以上の黄金のプレートが、塔の表面に貼り付けられているという。なんという豪華さだろうか。
しかし、由緒ある寺宝を一つ選ぶならば、それは「マハーガンタの釣り鐘」だろう。

この巨大な釣鐘には、次のような受難の歴史がある。

第一次英緬戦争中の1824年、上陸したイギリス軍はシュエダゴン・パゴダを占領して要塞として使用した。彼らは23トンもある青銅製のマハーガンタの鐘に目をつけ、これを大砲の原料にするために運び出した。しかしこの鐘をカルカッタまで運搬しようとした船は川に沈んでしまい、イギリス軍はこれを引き上げることができなかった。その後ミャンマー人の手によって釣り鐘は引き上げられ、無事元の場所に戻ることとなった。

鐘を吊り下げる上部の装飾がすばらしい!

もう一つ寺宝をあげるなら、「黄金の仏足石」だろうか。いや仏足石という表現はふさわしくない。それは巨大な黄金の足形だった。

ミャンマーの人々は、これをブッダの尊い足形として手を合わせて拝んでいた。確かにすごいものだと思うけど、私には黄金の洋式便器に見えてしかたがなかった。仏様、ごめんなさい。バチあてないで・・・。

こちらは、仏舎利塔。

こちらは・・・?

訪れた時は太陽が真上にあって、裸足の足裏が焼けそうだったのに、いつの間にか日が西に傾きかけ、建物の日陰ができている。シュエダゴン・パゴダに来て、もう4時間が過ぎ去った。塔の周囲を何回歩き回っただろうか。
夜にはライトアップされて、また違ったパゴダの顔が見られるそうだ。そのせいか、夕方になって人が増えたような気がする。しかし、そろそろ限界。

下りのエスカレーターで出口に向かう。預けてあった靴を受け取ると、ティッシュを差し出される。何のサービス? 手を出してそれをもらうと、お布施を要求される。まるで押し売りみたい! しかたなく1,000チャットを渡す。
表に出て、もう一度巨大な獅子を見上げる。何度見てもすごい!

タクシーでホテルに戻り、日没後、外で夕食。

ヤンゴンの夜が更けていく。

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