アジア紀行~ミャンマー・ヤンゴン③~
シュエダゴン・パゴダ完結編
ヤンゴンシリーズの始まりは「シュエダゴン・パゴダ」でしたが、2回で終わらず、3回目までやって来ました。今回で完結予定です。
シュエダゴン・パゴダの寺宝
「シュエダゴン・パゴダの寺宝」という見出しで書こうと思ったが、このパゴダ自体がすでに宝物のような存在である。高さ100mの塔の先端には76カラットのダイヤモンドが設置されており、さらに7000個ものダイヤやルビーで飾られている。また8000枚以上の黄金のプレートが、塔の表面に貼り付けられているという。なんという豪華さだろうか。
しかし、由緒ある寺宝を一つ選ぶならば、それは「マハーガンタの釣り鐘」だろう。
この巨大な釣鐘には、次のような受難の歴史がある。
鐘を吊り下げる上部の装飾がすばらしい!
もう一つ寺宝をあげるなら、「黄金の仏足石」だろうか。いや仏足石という表現はふさわしくない。それは巨大な黄金の足形だった。
ミャンマーの人々は、これをブッダの尊い足形として手を合わせて拝んでいた。確かにすごいものだと思うけど、私には黄金の洋式便器に見えてしかたがなかった。仏様、ごめんなさい。バチあてないで・・・。
こちらは、仏舎利塔。
こちらは・・・?
訪れた時は太陽が真上にあって、裸足の足裏が焼けそうだったのに、いつの間にか日が西に傾きかけ、建物の日陰ができている。シュエダゴン・パゴダに来て、もう4時間が過ぎ去った。塔の周囲を何回歩き回っただろうか。
夜にはライトアップされて、また違ったパゴダの顔が見られるそうだ。そのせいか、夕方になって人が増えたような気がする。しかし、そろそろ限界。
下りのエスカレーターで出口に向かう。預けてあった靴を受け取ると、ティッシュを差し出される。何のサービス? 手を出してそれをもらうと、お布施を要求される。まるで押し売りみたい! しかたなく1,000チャットを渡す。
表に出て、もう一度巨大な獅子を見上げる。何度見てもすごい!
タクシーでホテルに戻り、日没後、外で夕食。
ヤンゴンの夜が更けていく。