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Vol.8 パリの空港のその辺のイスで一夜明かすことになった話

 こんにちは!チェコ医学生 駒井マキです。
今年度の試験と看護実習が無事終了したので、先日日本に一時帰国しました!
 帰路で一悶着あったので、お伝えします。

当初の予定は、
プラハ 19:55 発

パリ (シャルルドゴール空港)21:45 着

レイオーバー🛏️😴

パリ 翌朝9:25 発

羽田 5:55 着
でした。

 レイオーバーは、ターミナル2EのゲートLにちょうどよい睡眠可能なスペースがあると事前に聞いており、私も運よくターミナル2Eでしたので、そこで休む予定でした。

 計画が狂い始めたのは、プラハでした。パリ上空が悪天候だったようで、フライトが3時間遅れ、いきなり待ちぼうけを食らいました😭
 この結果パリに到着したのは夜中の1時頃になりました。さて、急いでターミナル2Eに向かうと、衝撃の事実が発覚。出入国審査場が既に閉まっており、ターミナル2Eに入れない!!
 ゲートは0時頃に閉まるそうなので、皮肉にも、フライトが遅れていなければ、間に合ったことになります。

スクリーンが✕表示で、すっかり門が閉まっていました

 というわけで、この門の見える場所にベンチを見つけたので、そこで待つことにしました。ベンチと言っても、シャルルドゴール空港のベンチって、ひじ掛け付きなんですよね。ですので寝転ぶこともできず、「椅子」に座ることになりました。ちなみにコンセントは付近にありませんでした。

 暫く待っていると、同じ境遇の人達に遭遇しました。中には小さな子供を連れた家族もおり、気の毒でした。出入国審査場を24時間開けておけとは言わずとも、このような境遇の人が朝まで休める場所を作ってほしいものです。

 ネットによると審査場は4時に開くそうなので、うたた寝しながら待っていたのですが、4時になっても、何の変化もありません。そのため途中で通りかかった職員に何時に審査場が開くのか尋ねると5時に開くと言われました。
 しかし、5時になっても誰ひとり審査官がおらず、また通りかかった別の職員に尋ねると、今度は6時と言われました。
 6時まで首を長くして待っていると、まだ開く気配がしません。このころになると職員がちらほら出勤し始めましたのでまた別の方に聞きました。すると今度は7時に開くと!!
 (事実でないならあんなに自信満々に言い切らないでほしかった🥲)

 特にシャルルドゴール空港は急な変更を好むので、ここまでくると、自分が正しい審査場にいるのかも不安になってきたため、通りかかった職員のマダムにフライトチケットを見せて、「2E(ここ)であってますよね?チケットにはそう書いてありますけど」と聞いてみると、調べてくれました。
すると、なんと!
 ターミナル2Eはあまりに大きいので、ゲートによって複数個所に点在していることが判明しました!私のフライトのゲートがあるターミナル2Eまでは、バスで移動するほど距離がありました😮
 マダムがそこへの行き方も教えてくれました。

親切なマダムが見せてくれた正しいゲートの情報

 この空港を利用したのは初めてではないのですが、以前は乗り継ぎが上手く行きすぎて、気づきませんでした。
 マダムが親切で本当によかったです!!

 さて、正しいターミナル2Eに到着すると、早速コンセント付きのふかふかのソファとそこで寝ている人を発見しまして、羨ましかったです😅

朝早すぎて誰もいないターミナル2E、ゲートM,L付近

 余談ですが、シャルルドゴール空港はロストバゲージが多いことで知られています。私の友人も一度くらったことがあります。取り間違いを減らし、もしもの時も見つけてもらいやすいように、スーツケースにシールを貼るなど対策はしているのですが、羽田で自分の荷物を無事に発見するまでひやひやしました。

 その後の羽田までの飛行機ではいつになく快眠でした!


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