DX人材育成講座 1日目
DX化とは
IT技術が発達してきた昨今、人がやらなくてもいいことは機械やAIに任せ、浮いた自分の時間は本当にお客さんのためになる活動に使っていくべきである。
それを実現するためには自分の業務プロセスを理解した上で、最適な形を思い描いて、それを各種技術を使って実行し、改善サイクルを短いピッチで回していく。
この小さな改善を積み重ねていく中で自分の業務がドラスティックに変化させることができ、生産性の向上、利益率の改善、業務効率化が実現する。
このように業務プロセスそのものを見直しながら適切に技術を使って省力化、効率化を目指すのがDX化である。
DX化を推進していくために求められる人物像
現代テクノロジーの流れを常日頃からキャッチアップしていく中で、どう業務に組み込めるかを考えられる人物
→Twitterの活用
知らない情報はググれない中で、未知の情報に出会えるSNSがTwitter。適切に使いこなし、悩み事の把握や技術のヒントをキャッチアップしていく自分の考える新たな施策をステークホルダーに伝え、合意を形成できる力を持つ人物
施策を実現するための技術への造詣があり、適切に企業や人材の選定ができる人物
VUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)の時代
こんな不確実で先の読めない世ので、顧客に価値を提供できるのは人間。
相手の困りごとに気づき、解決するためのソリューションを作り上げ、提供する。全てのビジネスはこれで成り立っているし、これは人にしかできないことだ。
EBPM (エビデンスベースドポリシーメイキング)
現状を把握し、それをもとに根拠を持った施策を合理的に立案すること
その場限りのエピソードに頼らず、現状のデータや原理原則に基づいた施策を打つことが重要
そして常に批判的なスタンスで物事を見定め、自分の驕りを正していくマインドでいく
きたざわさん講演 勘と経験からデータドリブンな農園経営へ
資本力がないと…
エンジニアがいないと…
部署を作らないと…
家族の同意を得ないと… などなど課題山積みの中チャレンジ
取り組んだこと
自社専用アプリ制作 ×3
ECサイト構築、バックオフィス業務のDX化
各種分析ツール導入
SNS集客、WEB販売強化
アプリ実例
手書きメモからのデータ入力をアプリで統一、データベース化
酒税申告データ管理アプリ
出荷基準可視化アプリ
その結果…
データ集計時間ゼロ&活用できるデータの蓄積を実現
適切な品種への投資の意思決定を合理的に
個人ごとの曖昧な判断を統一し、出荷基準を明示、再仕分けの手戻り減
など
このようにデータをもとにして議論や意思決定が可能になった。
お気持ちベースでの話し合いにデータという判断基準が備わるので、家族間での揉め事が減る
(個人事業は家族間の言い争いが一番だるいし時間の無駄、うちもそう)
これらをすべて「プログラミングができない人」が「無料or初期投資ゼロで使えるツール」を使って開発、実装している。
小規模事業者に合うアプリなんてない。過剰投資しオーバースペックな製品を使うか、無料でちゃっちい機能しかないものでみんななんとかやりくりしているのが実情だろう。(うちもそう)
自社と照らして思うこと
同じ業種でも事業者ごとに顔つきが全く違う。
新築ばかりやる工務店もあれば公共工事ばかりやる工務店もある。
一括りにするとやることは一緒だけれど業務フローや考え方は全く違う。
建設業にもため息が出るくらいの金を積んで導入するツールがある。
しかしそれはほぼ100%自社のスタイルに合致したものではない、みんなどこか無理しながら、なんか違うんだよなと愚痴をこぼしながら、いびつに進めていくものになる。
(震えるくらいの金を積めばその導入まで手取り足取りやってくれるが)
そんな感じで大枚はたいて他人のグローブを使ってるうちはダメ。多量の血を流し、いつか命が尽きる。(うちもそう)
そろそろ流れる血を止め、自分の手にフィットしたグローブを作る。
自分たちのことをよく知り、データに基づく施策を打っていく。
小回りの効く零細企業だからこそスピード感持って変えていこう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?