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10月31日SUNABACO江別トークイベントを受けて

運が良い人になるためにはどうアプローチしていったら良いかということについて、㈱SUNABACO代表の中村さんよりお話いただいた。


運の正体は潜在意識にあった

運の良し悪しは、わたしたちの潜在意識、PCで言うところのOSによって大きく左右される。悪い出来事に遭遇して「ああ、なんて自分は運が悪いのだ」と言葉にした瞬間から自己洗脳が始まるのだ。

脳は「運が悪い」という考えに対して、理由や過去のエピソードから証拠を集め始める。これが「カラーバス効果」というものだ。
これにより同じような負の出来事ばかりが目につくようになり、その認識がさらなる不運を引き寄せる負のスパイラルを生む。
このように自分の潜在意識に備わる認知が歪むことで、現実世界でも悪いことばかりが際立つようになるのである。

スポーツから学んだ潜在意識の書き換え

僕は小学校から社会人までバドミントンに打ち込んできた。
学生時代の僕は技術的、メンタル的にも未熟でほぼ初戦敗退、まさに底辺レベルのプレーヤーだった。
自分は指導者に恵まれてない、負けて当たり前、弟たちとは違って才能がないから仕方ない。そう思い込み、卑屈になっていた。これが上達を妨げていた。

しかし社会人になって状況は一変する。元全国大会出場など上級者との練習機会が増え、数多くの本質的なアドバイスを得られるようになった。
その中で特に印象的だった言葉がある。

「お前はそもそもの型が間違ってるだけだ。フォームや考え方の癖を直せば、上のレベルの相手でも戦える」

この言葉を受けて、今まで才能がないと諦めていた自分に新しい可能性が開けた。今からでも入れる保険があった!

潜在意識書き換えのプロセス

上級者たちは、速いラリーをするための基本的な考え方、フォームのあり方、試合の組み立て方を丁寧に教えてくれた。
最初は違和感の強い新しいフォームに戸惑ったものの、「圧倒的な結果を残している人がやっていることは明らかに自分より正しい」と信じ、機械的に反復練習を続けた。
やりにくい、できないなど自分の感情は一切無視。とにかくその型を身につけることに専念した。

まさにこれは、顕在意識を潜在意識下に落とし込み、古いOSをアップデートしていく作業だった。成果の出ない古い動きを捨て(=アンラーニング)、理論的に正しい新しいフォームを習得していく。

プライド持ってたって強くなんてなれない。自分の感情は一切関係ない。
今は単にフォームと考え方が悪いだけ、それさえ直せば理想のプレーができるようになる、そう思いながらただ理想の形を追求した。

その結果、半年経つ頃には今まで速くて見えなかった球も捕れるようになっていた。意識せずとも体が正しく動くようになり、かつて手も足も出なかった相手とも互角に戦えるようになっていたのだ。
あの頃の初戦敗退していた自分が見たら多分ビビり散らかすくらいにはなれた。

SUNABACOは知識版のスポーツ指導

SUNABACOが提供しているプログラムはすべて「知識版のスポーツ指導」だと思う。
スポーツのフォームや戦略を叩き込むがごとく、密度高く新しい考え方や知識を提供する。それをアウトプットするなかで潜在意識レベルまで落とし込んでいく。

運を良くするアプローチも全く同じ原理で進める。
まずラッキーな出来事に意識的に目を向け、それを言語化する。「今日は電車にすぐ乗れた」「信号がちょうど青だった」といった些細なできごとに注目し、それを声に出す。
ネガティブなことを口にしてしまったら「というのは嘘!」という。
意識的に口にしていくことで、潜在意識に「自分は運が良い人間だ」というプログラムを書き込んでいくのだ。

意識から無意識へ

運を引き寄せる力は、最初は意識的な努力から始まる。
しかし、継続的な実践により、それは次第に無意識レベルでの行動として定着していく。正しいフォームを自然にできるようになったように、運の良い状況を見つけ出し、それを活かすことが自然にできるようになるのだ。

僕自身、バドミントンを通じてこの変化を体験してきた。「才能がない」という古いOSを、「正しい方法があれば必ず上達する」という新しいOSに書き換えることで、技術は飛躍的に向上した。
同様に、運の捉え方や自分の人生についてもポジティブなものに変えることができた。

何より大切なのは、ネガティブな自己暗示を避けてポジティブな要素に目を向け続けること。地道な実践を継続すれば、必然的に結果はついてくる。
大抵結果はすぐに出ないことが多いけど、やり続けているうちに見えてくる景色もあるし、自分だけのお気に入りの場所も見つかる。

自分の捉え方一つで容易に物事を良い方向へ変えられる、という事実をなかまこさんが示してくれた1時間半でした。本当にありがとうございました!

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